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■3月15日付
改正JAS法による表示義務−根拠あいまいな強調表示目立つ
JAL・JAS合併問題−生活者の意見も考慮
食肉類の卸売り・加工など−流通過程の表示検討を
環境にやさしい商品・サービスを考える集い
女性のためのエネルギー情報交流会
地域ニュース

■開設JAS法による表示義務−根拠あいまいな強調表示目立つ
300品目を買い取りモニタリング調査

 平成12年6月から施行された改正JAS法によって、市販のすべての生鮮食品に名称・原産地と水産物では解凍、養殖されたものにその旨の表示も義務付けられました。同法に違反した事業者には「表示」を指示し、従わない場合は「氏名」を公表、それでも改善しなければ「50万円以下の罰金」を課すとしています。改正後のこれらの表示の点検を行うために、先ごろ東京地婦連では(社)日本農林規格協会(JAS協会)の委託を受け、300品目の生鮮食品の買い上げを行い、表示モニタリング調査を実施いたしましたが、2月18日、これに関連してJAS協会と農林水産省によるヒアリングが行われましたので、ポイントをお伝えいたします。司会は、高口JAS協会事務局長です。

美辞麗句のはんらん−商品選択は一層困難に

 まず田中常任参与から、来訪者の農水省食品表示対策室山口係長と、JAS協会の高口さんほか2人の紹介があり、東京地婦連から300品目(鶏卵を含む畜産物90、水産物60、農産物150)の表示状況を説明。
 原産国のないJAS法違反の事例や、生育方法の例では(1)長期穀物肥育(2)遺伝子組み換えしないコーンで(3)高麗人参給与(4)無薬飼育(5)清浄海域で(6)完全無農薬で、などが挙がりました。また品質、栄養成分などについても多種多様な根拠のあいまいな強調表示が目立ち、これに美辞麗句のブランド名が加わって、商品選択を一層困難にしている現状が報告されました。
 調査員をはじめとする出席者からは、表示の問題点の指摘もさることながら、昨今の食品表示への不信感を背景に、行政への要望も相次ぎ、中身の濃いヒアリングとなりました。(飛田恵理子)

行政への要望
  • 虚偽表示事件が起こり、JASの信頼性がなくなった。食品表示の信頼性を確保するため、JASの見直し・罰則の強化をはかるべきだ。
  • ほじょきんで農林水産業等を保護しているがそれが有効に使われているかチェックし不祥事を起こしたところはすぐに情報公開し、名前を公表すべきだ。
  • 一企業がすることを考えると、罰金が安すぎる。抜け道をなくす。
  • 抜き打ち検査はもっとやるべきである。
  • 小売段階のほかに流通・加工過程で、正しく表示されているか各省ばらばらに調査せずに、他省庁と連携し、チェックおよび分析をすべきである。
  • 表示の見張りをもっと増やすべきだ。2月15日に表示110番が発足したらしいが、もっと一般に広報して、消費者の監視体制を整え、全体で見張っていくべきである。
  • 表示ウォッチャーが創設されるという話だが、表現がよくない。単なる行政への通報に終わるのか、違反表示を店頭に並べている店舗に対して注意することができるのか、表示ウォッチャーの権限の線引きが必要だ。
  • 普通の卵と値段が高い付加価値つきの卵があるから、早急にJASの対象にしてほしい。
  • 不当表示、誇大広告についてのチェックを行ってほしい。

食品表示110番
農水省 品質課
電話 03−3502−5728 FAX 03−3501−0580

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■JAL・JAS合併問題−生活者の意見も考慮
公取委事務総長と懇談

 東京地婦連では2月14日、公正取引委員会の根来泰周委員長あて「航空業界の合併問題等と私たちの暮らし」および「食肉類の表示のあり方」について緊急要望を行いました。(2二月号掲載)
 この日はちょうど要望書提出の後、山田昭雄事務総長と短時間でしたが、懇談の機会をもつことができました。話題はまず航空業界の合併問題。日本の航空会社は長い間、日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)の2つに絞られていました。やっと規制緩和の流れの中で生まれたのが日本エアシステム(JAS)です。
 東京地婦連としては、JASが誕生して私たち消費者の間になじみができ、地方路線も運賃も多様化しつつある矢先、2社に合併されては、元の木阿弥になります。名前も「日本航空システム」となるとか。
 消費者の立場から「国民生活重視の視点で公正な競争が確保されるよう厳正な審査を」と要望したものです。山田事務総長は「実は消費者団体から要望が出されたのは初めて。難しい判断だが、生活者の意見も考慮したい」とのこと。
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■食肉類の卸売り、加工など−流通過程の表示検討を
 もう一つの「食肉類の表示のあり方」については、特に生産、卸売、加工など流通過程の表示について検討するよう要望しました。
 公取委では3月8日に、不当な原産国表示、優良誤認の観点から景品表示法違反(不当表示)で、雪印食品に排除命令を出しました。
 加工の段階で輸入を国産と、いとも簡単にラベルを張り替え、米国産豚肉を高座豚しゃぶしゃぶとするなど、詐欺の手口でラベルを替えるとは、あまりのひどさに情けなくなります。
 雪印食品のほか、どこでも日常茶飯事に行われている実態です。公取委、農水省、厚労省がスクラム組んで事に当たってほしいものです。提出した要望書は別項参照。
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■環境にやさしい商品・サービスを考える集い
  グリーンコンシューマー東京ネット・東京都が共催
環境にやさしい暮らしの広がりを期待して創設された、
第1回生活文化局長賞の贈呈式=3月5日、都民ホール
トークと事例発表−8団体に第1回生活文化賞

 グリーンコンシューマー東京ネットは東京都と共催して環境にやさしい商品・サービスを考える集いを3月5日、都民ホールで開催し、同時に環境にやさしい暮らしの広がりを期待して創設された第1回生活文化局長賞贈呈式と取り組みの事例発表が行われました。

心強い若者たち 婦人会や地域商店街も役割

 3月5日開かれたこの集いの目玉は、何といっても第1回東京都生活文化局長賞の贈呈式でした。
 2部で8団体が選ばれ、壇上で感謝状を受け取りました。いずれも地元商店街や婦人会などをとおした地域での活動や、企業のなかで心を合わせた取り組みなどが紹介され、グリーンコンシューマーを自覚して活動してきた人たちをたたえました。
 受賞事例集には、目的・対象・選考基準・募集方法などが記載されていましたが、この企画をした生活文化局に敬意を表し、個人や団体、事業者の新たな参加を望んでやみません。
 1部では、トークの場で、渋谷のコンビニを調査した大学生3人と早大社会学部の学生が、それぞれ実施調査と意見を述べました。
 このような若い人たちが、環境を考えて活動していることをとても心強く感じました。同時に、このような催しにもっと多くの学生が参加してほしいと思うのは、欲張りでしょうか。(荻生万寿子)
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■女性のためのエネルギー情報交流会
交流会では新たに新潟県の女性グループも加わり、
活発に意見交換=2月16日、柏崎市民プラザ
「話しあえてよかった」

 2月15・16日に新潟県柏崎市で、第5回女性のためのエネルギー情報交流会が開かれました。この会は青森県(核燃料サイクル施設立地地域)と首都圏(電力消費地域)の女性たちが意見を交換しながらエネルギー問題を見つめ直すことを目的としています。今回は新たに新潟県(電力生産地)も加わった3地域の女性グループの集いとなり、それぞれのグループから選出された企画委員の意見が発電所見学や意見交換会に生かされて、実のあるよい交流会となりました。
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■地域ニュース
 ●地球の有限を知る−羽村市婦人会
 
 第22回羽村市消費者の日が2月27日に開催され、「今、子どもたちの未来のために‐‐地球環境問題と循環型社会の創造」と題した加藤三朗さんの講演には、110人あまりが参加しました。
 今世紀末における平均気温の上昇は1・4−5・8℃と急速な昇温となり、海水面は9−88センチの上昇は避けられず、異常気象が頻発することなどを、グラフや統計で示しながら話してくださいました。
 地球温暖化の防止が必至であることは知っていても、具体的に把握できなかった私でしたが、よく理解できました。地球の有限を知り、環境問題に危機感を抱き、今、何を始めるか焦りを覚え、実行あるのみと考えました。
 まず省エネ対策の手始めに3ナンバーの車に乗らない、CO2の排出抑制を強化し、植林などでCO2の吸収源対策を推進していくことです。東京地婦連が活動としてきた「緑の銀行運動」の有効性を、あらためて痛感しました。
 羽村市では「家庭版ISO」を配布、個人レベルでのエコチャレンジを呼びかけ、環境ファミリーを育て、市民の意識改革を目指しています。このように市民レベルの運動の成果の積み上げこそ、社会を変えていく原動力になると信じています。(中野三千代)

●50周年記念旅行−赤羽やはた婦人会

 毎年恒例の旅行会を今年は五〇周年記念旅行とし、伊豆稲取の銀水荘へ、河津桜見物と、「ゆっくり、リッチに楽しむ」計画を立てました。それには、積み立ててきた旅行費では足りません。どうしたらよいか検討の結果、その昔輸入牛肉の価格調査費や資源回収の奨励金を預けていたので、そこから補助することになりました。
 参加できない方には、早煮昆布とちふれの「シャンプー・リンスの詰め替え」をセットにして、記念品としてさしあげました。
 桃の節句の旅行当日は好天に恵まれ、稲取では、吊し雛が華やかに飾られ、お料理もひな祭りを象徴したものでした。福引き、カラオケ、民謡舞踊に時のたつのも忘れ、楽しい一夜を過ごしました。
 翌日はゆっくり宿を発って、河津桜見物へ。今年は暖冬で開花が早く、一部を除いて葉桜に近くなっていましたが、川辺の菜の花や屋台を楽しみながら散策、浄蓮の滝に立ち寄り、帰途につきました。(古沢りき子)
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