2004年度事業計画

特定非営利活動法人 東京都地域婦人団体連盟
1 基本方針
 中心テーマ「私たちの暮らしにつながる地球環境」をかかげての活動は三年目を迎え、最終年度に入りました。イラク開戦から1年以上たったいま、残念ながら私たちが反対した自衛隊の派兵は実現し、最大の環境破壊といえる戦争状態が終結したとはいえない現状です。
 こうした国際情勢の中で行われる今夏の参議院選挙では、平和憲法改正論議が論点の柱になることは必至といえましょう。武力放棄を宣言した日本国憲法をまもる活動は、正念場を迎えます。
 一方で本会の活動基盤である地域の活性化を取り戻すために環境、消費生活、地域福祉、青少年問題、男女共同参画などそれぞれの地域にふさわしい重点活動を選び具体化することが必要であり、さらに町会、自治会、PTAなどとの連携も視野に入れましょう。本会としては消費者保護基本法の改正に伴い、消費者の権利を実のあるものにする活動に力を入れていきます。
2 重点事業
【2004年度テーマ】「私たちの暮らしにつながる地球環境」
中央集会ならびにブロック別協議会 
ブロック別研究協議会を開催(加盟以外の地域組織にも積極的に呼びかけ、この積み上げの中央集会を開催)
指導者養成
第五〇回指導者研修会開催、部活動の充実
定款及び組織問題の検討検討委員会を設置
活動及び調査研究
問題によっては実行委員会を設けて推進
実行委員会には関係各部から参加するほか、組織外からの参加を求める
問題によっては実行委員会を設けて推進
実行委員会には関係各部から参加するほか、組織外からの参加を求める
. 環境をまもる運動
 消費者・事業者・行政がパートナーシップをもって「グリーンコンシューマー運動」をさらに広げることをめざす。特に商品供給者(グリーンサプライヤー)との連携を密にしながら、よりよい持続可能な循環型社会の形成に向けた地域活動を進めていく。一方、風力、太陽光発電など自然エネルギーの利用開発を促進させる。緑の保全、大気汚染測定運動を引き続き実施するとともに「容器包装リサイクル法」の改正により拡大生産者責任による生産者責任を求める運動の展開、環境問題の学習会などを開催する。
 また、自治体ウオッチング「わが街(自治体)自慢の環境施策ベスト3」を実施し、行政の環境施策について調査する。
. 生活をまもる運動
 消費者が主体性をもって行動するために必要な安全の確保、情報の公開、被害の救済、意見の反映など「消費者の権利」の確立と実効性確保のための運動を推進する。食の安全に関しては、消費者への真の情報提供と意見交換が不可欠であり、形だけではないリスクコミュニケーションの確立を求める運動を展開する。
 また、企業の社会的責任(CSR)を重視した経営の促進、消費者契約法の見直し等を進める。さらに消費者被害等を解決するために必要な司法制度について検討する。
. 青少年にかかわる運動
 次代を担う心身ともに健全な青少年の育成をめざし、家庭と地域と学校との連携を密にするよう働きかける。
 引き続きサッカーくじなどギャンブル反対運動を展開するとともに、青少年をとりまく環境浄化に取り組むため平和・消費者・環境教育を推進する。
 さらに、地域での子育て支援や、増加する児童虐待問題など母親世代との交流をはかり地域対策を充実させる。また、日本はもとより世界各国で社会問題となり、低年齢化の傾向にある薬物乱用防止運動にも取り組む。
ニ. 地域福祉への取り組み
 高齢社会に対応するため、介護、医療、住宅、年金など地域福祉の諸問題にもとづく運動を展開する。特に制度改革が検討されている年金問題については、将来を見越して安定して公平な制度となるよう、意見を述べていく。介護保険制度については、利用者を中心とした公平で良質なサービスが提供されるよう、保険主体である区市町村に積極的に働きかける。
 また、利用者が安心して相談できる窓口の設置やオンブズマン制度の推進を求める運動を強化する。
. 平和を築くための運動
 「平和憲法をまもる市民と団体の会」に参加し、現憲法の重要性を訴える。また、北方領土返還運動をはじめ、核兵器廃絶、被爆者援護、東京都の非核都市宣言を実現させる運動等についても他団体と連携する。
 さらに市民8団体による「第五福竜丸から平和を発信する連絡会」が主催して、東京地婦連植樹の八重紅大島桜とともに「お花見平和のつどい」を毎年開催する。
. 男女共同参画の推進
 あらゆる分野での男女参画型社会の更なる実現をめざす。東京都男女平等基本条例を生かすため、地域における男女平等の点検を実施し、推進をはかる。
 特に、現在社会的問題となっている配偶者からの暴力(DV)について学習会を開催する。また、男女ともにゆとりをもって家庭・職業生活を調和できるよう男女雇用機会均等法、実効ある育児休業法・介護休業法等の運用に取り組む。
. 政治への関心を高めるための運動
 汚職議員に投票しない運動、企業の政治献金の禁止、天下り防止、公共事業への政治家関与の監視、一票の格差是正などの共同運動に参加する。税金の使い方への関心を高め、消費税の総額表示の導入に合わせて、生活必需品の価格調査に取り組む。また、消費税率の引き上げに反対し、食料品など生活必需品の非課税実施を求める。
. 文化を育てる運動
 広く文化を育て、特に東京の文化財、史跡などへの関心を高める学習・視察等を推進する。
リ. その他
・ちふれ化粧品 地婦連が開発した商品として普及・頒布する。
・機関紙の発行 毎月一回、「婦人時報」の発行。購読の推進。
・財政計画
賛助員・賛助団体制度の普及。観劇会(年間2回、その他随時)、物資のあっせん、その他。