527号(20年7月)

《健康よもやま話》聞いてなるほど野菜とマヨネーズの話

キユーピー株式会社広報・グループコミュニケーション室
前田 祐基氏


 前回(5月号)では、マヨネーズの原料や乳化のしくみ、美味しさの秘密などをご紹介しました。今回は、栄養効果を高める美味しい野菜の食べかたについてお話ししたいと思います。

旬野菜を食べよう

 皆さんも肌感覚として、野菜不足になると何となく体調が優れないと感じることがあると思います。野菜にはビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養素が含まれ、厚生労働省は1日350g以上食べるように推奨しています。その推奨値に対して、国民栄養調査では調査年代総平均値でおよそ70g程度の不足となっています。その意味でも野菜摂取を意識されている方も多いと思いますが、食べ方までは普通そう強く意識しないものです。食事の時に野菜から食べると急激に血糖値が上昇しにくいことから、「野菜ファースト」は今や皆さんもよくご存知かと思います。でも意外に、旬の野菜の素晴らしさは、その美味しさ以外に知られていないことが多いものです。
 栽培技術や流通の進化で、いろいろな野菜が年間出回っていますが、実は同じ野菜でも、旬の時期はそれ以外の時期より栄養価が高い(カロテンやビタミン量が多い)のです。それをもちろんドレッシングで召し上がっていただいて結構なのですが、是非マヨネーズでも召し上がっていただきたいと思います。

栄養吸収率もUP!
マヨネーズで野菜をもっとおいしく


 その理由は、例えば野菜のβカロテンは、そのまま食べる(ノンオイル)時とマヨネーズと一緒に食べる時では、マヨネーズと一緒に食べた時の方が身体への吸収率が3倍以上高い事が分かっています。また野菜に含まれる苦みは、抗酸化作用や抗炎症作用を示す成分で、お子さんは苦手なのですが、マヨネーズにはこれらの苦みの感じ方を弱くする働きがあり、野菜をより食べやすくします。マヨネーズは炒め物にも使えますので、お試しいただければと思います。

よく噛んでストレス解消!
脳もいきいき活性化


 それから、野菜を食べるには「よく噛む」ということが関係してきますが、これには大切な意味があります。噛むことは、脳を活性化するようで、記憶力や空間認知力のアップ、ストレス解消にも役立つそうです。噛む時には「しゃきしゃき」「ほくほく」「ぽりぽり」などの触感が生まれ、それも美味しさの一つとなり、それらを表す言葉は昔からたくさんあります。
 そして、旬野菜が出る食卓では、会話も弾み美味しさもぐんとアップします。会話もご馳走なのです。昨今コロナ感染症対策として、人との対面を避け、できる限り会話を控えて黙々と食べる事が求められていますが、そうやって食べてみて、改めて食事が美味しくない事に気づかされた方も多いのではないでしょうか。

→環境・食生活