525号(20年5月)

新型コロナウイルス感染症対策

緊急事態宣言(4月7日)の発令を受けて

連携を密に、組織力を生かし、笑顔で乗り越える
埼玉県地域婦人会連合会
会長 柿沼トミ子

柿沼トミ子会長
 世界史を紐解いてみると、ペストやスペイン風邪をはじめとする種々なウイルスが流行し、多くの人の生命を奪ってきた記録が積み重なっています。
 近年においてもSARS(重症急性呼吸器症候群)などの新しい記憶も残っています。しかし私たちは、これらの実体を必ずしも「自分事」として受け止めていなかったのではないでしょうか。
 今回の新型コロナウイルスの大流行は、まさに自分事です。世界中がパンデミックに襲われていて「これは第三次世界大戦」と位置付ける方もおられます。
 私たち埼玉県婦連も、この1月には知事をはじめとするご来賓をお迎えし、今年の活動抱負を語り、東京オリンピックへの協力を誓い合ったものです。しかしながらその後、コロナウイルスは拡散の一途をたどり、今や終焉の予測すらつかない状況です。
 我が埼玉県は特定警戒都道府県の一つになりました。3密を避け、できる限り自宅待機となると、地域活動はできにくくなり、会議等は延期・中止に追い込まれています。
 私は会長として、各地区の会長に“お願い文書”を届け、電話で安否確認を行っています。会員の一人ひとりが孤立感をもたないように、今は声の連携が大事なことと捉えています。「イベントが無理なので、手作りマスクを社会福祉協議会に届けようと進めています」との力強い声には勇気を頂きました。
 今は忍耐あるのみ、生きて生命をつないでいくことが最優先となっています。このコロナ危機はいずれ、その後の人々の価値観・社会システムを大きく変化させることになるでしょう。
 どんな時代にあっても、私たち婦人会は地域の底力です。様々な困難を乗り越えてきた先人たちのように、連携を密にし、組織力を生かし、笑顔で胸を張って進んでいきましょう。

新型コロナウイルスの渦中に思うこと
福岡県地域婦人会連絡協議会
会長 木下 幸子

木下幸子会長
 最初に新型コロナウイルス感染症に罹患された方々にお見舞い申し上げます。今回の新型コロナウイルスによる影響は様々な分野に及び、生活にも支障が出てきています。
 福岡県ではこの2月に初めて感染者が確認されて以来、4月中旬には県内全地域で400人に迫る勢いで増加しています。そのような中で、政府から「緊急事態宣言」が発出されました。本県もその対象となり、県知事から不要不急の外出自粛や感染リスクを高める活動自粛の要請や企業等には休業の要請がありました。
 私たち地域婦人会では3月から次年度の活動準備に入る予定でしたが、新型コロナウイルスの流行を受けて、高齢者が多い会員の皆様の健康を第一に考えて3月、4月の会議や行事等の中止を決定しました。また、5月以降の行事等については、新型コロナウイルスの流行が終息しているのか見通しが立ちませんが、この状況下で出来ることから活動を始めたいと思っています。
 今回の新型コロナウイルス禍は私たち地域婦人会の活動の場である地域社会に少なからず影響を及ぼすかもしれませんが、私たちがこれまで地域社会で担い培ってきた生活に根ざした活動はいささかもその意義を失うものではありません。今だからこそ人との結びつきや共助の精神、連携・連帯を大切にしなければなりません。
 初めて経験する「緊急事態宣言」ですが、これからの行動が試金石になると思いますし、この経験を大事にして新しい時代にふさわしい活動の好機ととらえていかなければならないと思います。
 最後に新型コロナウイルス流行の1日も早い終息を切に願う次第です。

→地域社会