524号(20年4月)

2019年度 全地婦連セミナー報告

全地婦連では、2019年度も全国で様々なセミナーや教室を開催しました。今回はそれらの概要をご報告します。

製品安全セミナー

 全地婦連自主開催事業として、昨年度は新潟・福井・広島・徳島・宮崎の5か所で開催しました。
 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)・日本ガス石油機器工業会・LIXILの3団体から講師を迎え、約2時間のセミナーです。家庭内にある様々な製品の安全・安心をテーマに、近年問題になっている経年劣化事故の報告事例や、ガス石油機器の安心・安全な使い方、家の中の安全について、それぞれの立場からご講演いただきました。
 全地婦連は消費者代表として、各団体へ要望や意見を述べる良い機会となりました。

食品表示セミナー

食品表示セミナー=9月2日、
岐阜市OKBふれあい会館
 2017年より、新たな加工食品の原料原産地表示が義務付けられたことで、消費者への内容の普及・啓発、食品表示制度への理解などを目的としたセミナーが消費者庁主催で実施されるようになりました。全地婦連では2019年度は前年度同様30か所での開催となり、1692人のたくさんの方が参加されました。
 表示を見て、安心して納得のできる商品を購入できるようになるために知識を深め、活用し、毎日の生活に役立つセミナーとなりました。

防災学習会

高齢者も積極的に参加=7月25日、
鹿児島県徳之島町地域福祉センター
 防災学習会はLPガス安全委員会の保安啓発活動など支援事業として、各都道府県LPガス協会、自治体防災政策担当者、日本ガス石油機器工業会などの参加を得て実施しています。14年目を迎えた19年度は全国46か所、5300人余が参加。全地婦連作成のパンフレットを使って熱心に学びました。
 学習会は地域の規模に応じて行われ、小規模会場では、防災の取り組みを防災士から、ガス機器の安心安全な使い方をガス石油機器工業会から学び、最後に「総合防火避難訓練」が行われました。
 大規模会場では座学中心で、ガス機器の安全な使用方法や使用期限、また電気がない場合でも使えるLPガスでの給湯設備利用法などを学びました。講話の途中に実施した避難訓練では参加者全員が迅速に行動しました。
 災害に強い地域づくり、常日頃から繰り返し学ぶことが“いざという時”の準備としてとても大切です。

標準化セミナー

熊本県婦人会でのセミナーの様子
 正式には「戦略的国際標準化加速事業:我が国の国際標準化戦略を強化するための体制構築」という名称で、消費者への標準化に関する普及啓発活動を実施しています。
 経済産業省からの委託事業で、昨年度は11か所で開催しました。一般財団法人日本規格協会の方を講師に迎え、標準化とは何かを学びました。
 標準化とは、JIS(日本)・ISO(国際)規格に基づいて作られた製品を言います。たとえば、乾電池はメーカーが違っていても全て同じ規格で作られています。トイレなどに使われる案内用図記号(ピクトグラム)もだれが見てもわかるように図案化されています。洗濯絵表示や子ども服のJIS規格など、身近にある事例で学ぶことができるセミナーです。

元島民の北方領土を語る会

 全地婦連と千島歯舞諸島居住者連盟との共催事業で、2005年度から開催、昨年度も7か所で開催しました。
 全地婦連は、北方領土返還要求運動連絡協議会の幹事団体を務めており、様々な形で運動をしております。
 この「語る会」は元島民が、忘れられない北方四島の記憶をたどり、元島民二世が親世代の証言を語り継ぎ、北方領土への望郷の思いを伝えます。それとともに択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島は我が国固有の領土であることを認識してもらい、国民世論の一層の高揚を図るため、全国各地で開催しております。
 参加者からは、元島民たちの当時の壮絶な体験や、根室から見える距離なのに、自由に戻れないもどかしさ・望郷の思いに心打たれ、何とかしなければならないという思いが聞かれました。

昆布料理講習会

毎回人気の昆布料理講習会=11月19日、
上越市市民プラザ
 昆布料理講習会は昨年度、全地婦連の自主事業として28か所、歯舞昆布ブランド化事業として3か所で行われ、約960名が参加しました。
 この事業は歯舞早煮昆布をよりたくさんの人に知っていただき、昆布料理を通して食卓から北方領土問題への関心を高めていただくための取り組みとして行っております。
 全地婦連の自主事業では、講師をそれぞれの団体にお願いし、献立もそれぞれ決めて調理、また歯舞昆布ブランド化事業では、歯舞漁業協同組合から婦人部の方々が講師として派遣され、婦人部自慢のレシピでおいしい昆布の食べ方をご教授いただきました。
 日ごろから調理に親しんでいることもあり、感想は「楽しく参加できた」との声も多く、調理後の試食も和やかに、この講習会をまた来年もぜひ行いたいと言っていただく事業になっています。
 課題は昆布の頒布です。調理の仕方を学び、昆布の味の良さを広めることで、次世代へ昆布料理をつないでいけるよう2020年度もこの事業は行われます。

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