520号(19年12月)

ブロック会議

関東ブロック会議―in静岡

女性のパワーで“地域力”UP

 関東ブロック会議は、11月5日・6日静岡県御殿場市御殿場高原ホテルにて開催されました。「今こそチャレンジ!!女性のパワーで“地域力”UP」をテーマに3つの分科会と全体会を行いました。
 大きな災害が関東地区で発生した直後の会議でしたので、話題は各地の被害状況の確認から始まりました。千葉県を除き各都県では、婦人会組織のある地区での被害は限定的でした。
 開会行事では、岩田繁子全地婦連会長が水害・風害に遭われた地域の皆様にお見舞いの言葉を述べられた後、こういう時だからこそ婦人会の団結が必要と話されました。主催者である岩崎康江静岡県地域婦人団体連絡協議会会長が挨拶の後、来賓には若林洋平御殿場市長が祝辞で「地域コミュニティ力が必要。そのためには婦人会の力は欠かせない」と述べられました。

【分科会】

第1分科会
男女共同参画

 「地域に届けよう女性の力を!」と題して、静岡県男女共同参画課長寺本浩子氏を講師に御殿場市の女性市議会議員3名がトークセッションを行いました。政治分野ではまだまだ女性議員が少なく、女性が活躍できる整備が県の方でも必要。女性議員になるためには、家族の協力・地域の協力が必要という意見が出されました。

第2分科会
消費者問題

 「地域の見守り力を高めよう〜消費者被害を防ぐために〜」と題して、静岡県東部県民生活センター小島直哉氏を講師に高齢者の消費者トラブルについて講演がありました。トラブルを防ぐためには、勿論自身もそうですが、周囲の見守り力が必要とのことです。

第3分科会
気象災害

 「天気予報から学ぶ身の守り方」と題して、日本気象予報士会神戸明彦氏の講演でした。タイムリーな話題だけに熱心に聞き入りました。今年のような台風は地球温暖化が原因で今後も頻繁に起こる。自身の身の守り方を身に着けてほしい、とのことです。

講演
歩き方を変えるだけで万病予防!

 2日目の記念講演では、東京都健康長寿医療センター研究所青柳幸利副部長が、「歩き方を変えるだけで万病予防!」と題して、健康長寿を実現するためには、生活習慣の改善が必要。そのためには1日最低4000歩歩きなさい。理想は、8000歩、そのうち早歩きを20分取り入れると心身の健康が保たれます。と話されました。閉会行事では次回開催の千葉県から「来年お会いしましょう」と挨拶され、会を終了しました。

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中国ブロック会議―in広島

広島だから伝えられること、伝えたいこと

 全国婦人団体連絡協議会中国ブロック会議が10月10日・11日、広島県に中国5県より多くの女性会・婦人会会員が集い開催されました。
 1日目、広島県民文化センターホールを会場に、プロローグの「あんさんぶる七のおと」による心地よい演奏で始まりました。次に開会行事、そして臨床社会学者で女性会会員でもある春日キスヨ氏による「人生100年時代の備え〜長寿期を人間らしく生きるために」と題した講演が続きました。
 人生100年という人類未経験の時代が目前に迫り、「老後は誰の世話にもならない」と言いながら、ただ漠然と「どうにかなるだろう」、「どうにかしてくれるだろう」としか考えていない、確かな将来設計が必要。また、高齢社会でカギとなるのは地域の力であるとして、女性会の役割についても語られました。
 その後、被爆体験伝承者の土橋道子氏が登壇、広島市で学徒動員作業中に被爆した女学校生の体験を伝承して語る「被爆伝承講話」が披露されました。
 広島県では女性会が結成当初より平和問題に取り組んでおり、県外からの参加者にも広島の平和への思いを分かち合ってほしいという願いが込められています。
 2日目はエソール広島研修室において、コーディネーターに季刊誌「グランデひろしま」編集長の平木久恵氏を迎え、パネリストには「平成30年7月豪雨災害」を体験した4人の広島県内の女性会会員が参加しパネルデスカッションが開催されました。
 広島県は平成30年7月豪雨で甚大な被害を受け、今回のパネルデスカッションはその体験を多くの人と共有することを目的に企画されたもので、パネリストからは被害の状況や避難所での活動についての体験談やそこで得られた教訓などについて語られました。
 広島県で中国ブロック会議を開催するに当たり、「広島だ・か・ら伝えられること」、「広島だ・か・ら伝えたいこと」、「広島だ・か・ら伝えなければならないこと」を県外からの参加者にも発信したいとプログラムが組まれたといいます。そして、今回の会議が、カープのユニフォームを着た広島県の女性会会員が企画から運営まで献身的に協力したからこそ実現に至ったということを考えると、「女性会だ・か・ら」実現できた会議であったといえるのではないでしょうか。

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九州ブロック会議―in福岡

いのちをまもり、くらしをまもり、ちいきをまもる婦人会

 11月7日・8日に、九州ブロック会議が第71回九州地区地域婦人大会と併催で福岡市のホテルオークラ福岡で開催されました。今回は九州各地から会員約650人が集まり、熱心な研究討議が行われました。
 大会テーマは「いのちをまもり、くらしをまもり、ちいきをまもる婦人会」でした。その目的は、日頃の婦人会の様々な取り組みが地域のあらゆる場面で活かされていることを再認識し、それが地域をあらゆる場面でまもっていることを確認することでした。
 1日目は4つの分科会が開催されました。
 第1分科会「組織の問題」では、地域に根ざした婦人会活動として、女性交流教室や親子ふれあい研修事業を行い婦人会活動について周知し会員増を目指しているとの発表がありました。討議は、各県で行われている会員増のための取り組みについて行われました。
 第2分科会「教育の問題」では、宇美町学習支援者派遣事業に参画し、小学校等へ「昔遊び」を指導しているとの発表がありました。討議は、婦人会の人手不足や婦人会でできる学校等との連携について話し合われました。
 第3分科会「福祉の問題」では、「心食動」をいかした活動として、心の健康、食の健康、体の健康をテーマに様々な取り組みを行っているとの発表がありました。討議では、長期間の取り組みの秘訣や男性との連携の必要性について話し合われました。
 第4分科会「くらしの問題」では、伝統行事を絆でつないでいくとして、伝統行事や祭りに参画することで、新たな住民や親から子への関係づくりの一助となっているとの発表がありました。討議では、地域の行事での婦人会の役割や必要性について話し合われました。
 2日目は、開会行事で始まりました。岩田繁子全地婦連会長、木下幸子福岡県会長の挨拶の後、知事・教育長・議長が祝辞を述べられました。
 記念講演は、がんプレシジョン医療研究センター所長の中村祐輔氏から「あなたを知り、あなたに合った治療を」と題してオーダーメイド医療の提唱と、患者一人ひとりの遺伝的差異・多様性に基づいた、個別化医療について講演いただきました。
 講演後、分科会報告、全体討議を行い、大会宣言文の提案、決議が行われました。
 最後に、次期開催県西山智子長崎県会長へ恒例の「玉手箱」の引継ぎが行われ、全国大会と併せて行われると挨拶され閉会しました。

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