517号(19年9月)

中華全国婦女連合会招聘訪問

〜中国北京・天津視察研修〜

40数年にわたる交流を一層深めて

 7月22日〜26日、4泊5日の日程で中華全国婦女連合会招聘により中国北京・天津へ視察・研修に行ってきました。2010年・2014年に続く3回目の訪問です。岩田繁子全地婦連会長を団長に8名が参加しました。

中華婦女連訪問記念写真
・7月22日羽田空港から北京に向け出発。無事北京国際空港に到着。空港では、張広雲中華婦女連聯絡部アジア処処長のお出迎えをいただきました。そのまま一行は、バスでホテルに移動。

・23日午前、ホテルに隣接した中華全国婦女連合会(以下中華婦女連)の本部に表敬訪問しました。牟虹聯絡部部長の歓迎を受け交流会が開催されました。岩田会長から、「3回目の訪問を大変うれしく思います。1975年の日中国交正常化以降、全地婦連と中華婦女連は40数年に渡り交流を続けて参りました。こうした顔と顔を合わせた交流を今後も続けていきたいと思います」と話されました。それに対し弁中華婦女連副部長からも「過去の歴史を乗り越え、国民間の交流をより一層深めたい」と返答され、中華婦女連が行ってきた活動例を説明していただきました。そのうちの一つ、中華人民共和国設立前後は、女性の地位は低く、文盲率90%を超えていたそうですが、現在ではほぼ100%の女性が文字の読み書きができ、大学進学率も女子のほうが高いとのことです。現在中華婦女連が掲げる目標の一つに「美しい家庭」があり、家庭教育を重視して、女性の地位向上と活躍できる社会を作るため活動していると話されました。交流会後の歓迎昼食会では、夏傑中華婦女連副主席も加わり大変有意義なレセプションとなりました。
 午後は、中華婦女連が運営している「中国婦女児童博物館」の視察です。太古の昔から現代に至るまでの中国の歴史が展示されていました。
・24日北京南駅から高鉄(中国版新幹線)に乗り、天津濱海駅へ移動。1時間弱の車内は、揺れもなく快適でした(最高速度は350km/h)。向かった先は、「中新生態城第一コミュニティー」。この地区は元々海辺の湿地帯で、作物も育たない場所でしたが、埋立てと土壌改良により、近未来的なモデル都市として開発されたところです。工場や研究施設が立ち並び、緑に包まれた高層・中層マンションの中に、”コミュニティー”と呼ばれる国営の集会所を作り、子どもからお年寄りまで住民が利用できるカルチャーセンターや行政施設・医療施設が併設されています。天津市婦女連幹部の説明を受け、コミュニティーを利用されている現地の方との交流を深めました。
 次の視察地「環衛之家」では、パイプダクト方式のごみ収集システムや環境・省エネに配慮した都市開発を行っていることを説明いただきました。過去には環境問題でいろいろと話題になった中国ですが、その取り組み方・技術の進歩は目を見張るものがありました。
 午後は、米タイム誌の「2018最も行く価値のある場所100選」で第一位を獲得した「天津図書館」や、5月にオープンしたばかりの「国家海洋博物館」を見学しました。ここでも、その技術力の高さ・壮大さに感銘を受けました。
・25日午前に、北京市内から車で1時間余りの「万里の長城」へ。世界遺産の観光地だけあって、欧米の観光客も大勢いました。午後は、「海淀区婦女児童活動中心」というコミュニティーを視察。幼児から老人まで集うカルチャースクールです。中にある舞台では「歓迎日本全国地域婦人団体連絡協議会」と書かれた電飾看板が用意され、中国古来の京劇を披露してくださいました。
・26日バスから北京の市街地の風景を眺めながら、若干の名残惜しさを感じながら帰国の途へ。
 中華婦女連の方には、来年長崎で行われる全地婦連全国研究大会でのご訪問をお願いし、再会を約束しました。
 今後もお互いに交流を深め、両団体の密接な関りを大切にしていこうと、決意を新たにした訪問でした。

→平和運動