516号(19年8月)

令和元年北方四島ビザなし交流訪問団に参加して(徳島県)

北方領土問題の一日も早い解決願い

 1992年から開始され今年で28年を迎える北方四島交流訪問事業・北方領土へのビザなし渡航が、7月4日から9日の日程で行われました。全地婦連からは徳島県長尾久代理事が参加しました。

択捉島では料理で交流
 北方領土返還要求運動連絡協議会主体の訪問団(児玉泰子団長)64名が参加、7月4日根室にて結団式、事前研修をうけ、7月5日根室港より「えとぴりか」に乗船、7月9日までの日程で色丹島と択捉島に向かいました。
 国後沖で入域手続き後、色丹島へ。島は徳島藩の家老稲田氏の領土だと知り凄く親近感を持ちました。島での歓迎セレモニーの後、団員による居合道を披露、地元の子供たちも参加し交流を深めました。1994年の地震と津波により埠頭は半分が水没。しかし、現在は新しい埠頭ができ水産コンビナートとして近々に操業開始、多くの製品の製造予定を伺いました。その後、消防署を訪ね、斜古丹墓地では謡を奉納、クリルアイヌ人の墓参、斜古丹幼稚園、学校、旧ヘリポート等を見学、少しずつインフラ整備も進んでいました。
 択捉島では3班に分かれて作業。私たちは日本の料理「キャラクターデコ巻き寿司」「細長海苔巻き」「かき揚げ天ぷら」「地元の魚料理(チャンチャン焼き)」とロシア料理「ペリメニ」作りを体験。お互いに身振り手振りでしたが食べることになると意気投合。他の1班は紗那墓地の草刈り、もう1班はロシア人墓地と共存している墓の修復作業。
 ホームビジットは団員4人で訪問。通訳さんが居る時はいろいろ話が弾みましたが居なくなってから大変。会話集を片手にお互いジェスチャーで話し、時間が長く感じました。
 訪問に参加して、個々には仲良く出来ると思いますが、元島民の方の話を聞くと胸が詰まります。四島が我が国の領土だと思うと共に一日も早い解決を願い、微力ながら地域へ伝えたいと思います。

→北方領土問題