516号(19年8月)

これからの地域婦人団体のあり方(中部ブロック会議)

〜活力ある社会を築くため、いきいきとした地域活動を展開しよう〜

 7月6日・7日、令和元年度最初のブロック会議(中部地区)が福井県福井市で開催されました。各県から469名の参加がありました。

中部ブロック会議総会
1日目

 福井駅そばの「福井アオッサ」に集合。昼食後バスで曹洞宗大本山永平寺に移動しました。永平寺は道元禅師によって開かれた禅寺で約800年弱の歴史があります。今でも100名以上の若い修行僧が日々厳しいお勤めをしております。山の斜面に沿って7つの伽藍が配置され、その荘厳さに圧倒されます。廊下まで清掃が行き届いており、修行僧の方々の日々の精進がうかがわれます。
 最初の研修はこの大講堂で行われました。永平寺の池田智道教師による講話で、出身地である宮崎のメロンに例えて、「メロンの細かな網目はすべてが全部つながっている。人も同じで、すべての人がつながって生きている。一周廻るとまた同じ場所に戻る。人の輪が大切」と諭されました。また寺院入口の両側の石碑に記載されてある「杓底一残水」「汲流千億人」の意味を、柄杓の水を少し残せば、下流に住む多くの人たちが水を汲むことができると説かれました。
 交流会は福井パレスホテルに移動、岩田繁子全地婦連会長から「本日の古刹曹洞宗大本山の研修では、絆をテーマにした法話をいただき、迎えてくださる福井県の会員の皆さんの温かいお気遣いにふれました。多くの方々のご臨席を賜り心から感謝申し上げます」、田村洋子福井県連合婦人会会長から「中部ブロックでは、愛知・石川・岐阜・福井・富山の頭文字から『あいぎふと』と名付け、強い結束で5県が集まっております。明日は七夕、この厳しい世相でもありますから、今日は愛をご参加の方々に届けられたらと思っております」と開会挨拶をされました。稲田朋美衆議院議員他ご来賓の祝辞をいただきました。各県お国自慢発表では、歌あり踊りありと各県工夫を凝らし、トリは地元福井県の“いっちょらい節”。来賓の東村新一福井市長も踊りに参加され、大盛り上がりとなりました。

2日目

岩田会長
田村福井県会長
 2日目は、場所を福井県生活学習館に移して開催。岩田全地婦連会長から「中部ブロック開催にご尽力賜りました福井県連合婦人会、田村会長はじめ会員の皆様へ感謝申し上げます。また至らぬ私がここまでこられましたのも中部ブロック各団体の団結力、行動力と、本日ご列席各位のご指導ご鞭撻の賜物と深く感謝の意を申し上げます。
 各都道府県連合会や地域婦人会を取り巻く環境は危機的状況にある中、昨年実施した全地婦連に対する要望についてのアンケート調査をもとにして、これからも皆様と課題を共有し、共通の認識をもって一致団結し課題解決に取り組みたいと思っています」と話されました。田村福井県会長から「中部5県がこのように集まれたこと、皆さんのおかげと感謝申し上げます。婦人会は地域に根差した活動として、男女共同参画、防災学習、消費者問題、環境問題、青少年問題を長きにわたり、北は北海道から南は沖縄まで大勢の仲間が日々励んでおります。その証として全国が1つに集まった『全国地域婦人団体連絡協議会』という組織があります。今後も会員一人ひとりが自らの社会的役割を自覚して、活動にあたって欲しいと思います」と話されました。続いて、杉本達治福井県知事の挨拶があり、各県の活動発表がありました。
【愛知県】愛知で開催された国際会議でのボランティア活動をはじめSDGsへの取り組みの紹介
【富山県】利賀村の風俗施設計画を反対運動から中止に追い込み、芸術公園の誘致を成功させた事例を紹介
【岐阜県】昨年の全国大会の報告や各支部の活動報告
【石川県】「石川県女性県政会議」を通しての婦人会と行政の結びつき
【福井県】「おいしい食べきり運動」の紹介(食品ロス削減活動から)
 午後の講演会では、地元の過疎地区の診療所所長を務めていらっしゃる中村伸一医師を講師にお招きして「実践的幸福論」というタイトルでお話をお聞きしました。過疎診療という体験をもとに、福井県が長寿で幸福度全国一である理由は、家庭と地域の絆が強いことと論じられました。

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