514号(19年6月)

令和元年度消費者月間シンポジウム

ともに築こう 豊かな消費社会
〜誰一人取り残さない2019〜

 毎年5月は「消費者月間」です。令和元年度消費者月間の統一テーマは、「ともに築こう豊かな消費社会〜誰一人取り残さない。2019〜」。5月27日には、千代田区のイイノホール&カンファレンスセンターにおいて、令和元年度消費者月間シンポジウムが開催されました。

 岡村和美消費者庁長官のご挨拶に続き、基調講演は、「地球目線でみたSDGsの深層と未来への課題―買い物から世界を変える」と題して、京都造形芸術大学教授竹村眞一氏が講演。デジタル地球儀に、地球規模の気候変化、感染症の蔓延などをはじめとする地球目線の変化を映写して説明され、2010年のパリ合意によるCO2 削減目標が現在達成されていないものの2100年を見据えたとき、一人ひとりの購買や意識の変化が、未来を変えることにつながるというお話を伺いました。

 この日にエシカルライフスタイルSDGsアンバサダーに就任されたファッションモデルの冨永愛さんと、慶応義塾大学大学院教授蟹江憲史氏、岡村和美消費者庁長官による鼎談では、たとえば、プラスチック製品を利用しない、ペットボトルを使わないと消費者が選択することで、企業活動も変わり、社会を変えていくことが出来る。巡りめぐって、まっとうな人間社会につながっていく。などが話されました。
 パネルディスカッションは「ともに築く豊かな消費社会“つかう”が“つくる”を変える〜」がテーマ。岡林大祐氏(日清食品ホールディングス株式会社)・小林正忠氏(楽天株式会社)・石坂知子さん(石坂産業株式会社)・冨永愛さんをパネリストに、コーディネーターを蟹江憲史氏が務め、SDGsの17の項目について、食品事業者、流通事業者、産業廃棄物処理業者、ファッションリーダーかつ、一消費者として、それぞれの立場からの取り組みやこれからできることなどについて話し合われました。
 消費者庁10周年記念トークセッションでは、元某番組のミステリーハンターとして世界各地を旅した経験からエシカル行動に目覚めた一般社団法人エシカル協会代表理事の末吉里花さんと、消費者庁若手職員とが、「消費者庁次の10年―消費者庁の役割―」として、世の中の動きや変化、今後の消費者行政の在り方について熱く語り合いました。

消費者支援功労者表彰

 自分の周りにどういった設備があるかを日頃から確認しておくこと、火災が広がらない街づくりとして道路の拡張や建物の不燃化などの重要性を語られました。
 東京都では、新宿都庁周辺機能の麻痺も想定して、九都県市、関西広域連合との協力体制を紹介。他に東京郊外の立川市に都庁防災機能、警察、消防など2次対応設備が整備されていることなど、都職員が日頃から懸命に取り組んでおられることも話されました。

 「消費者支援功労者表彰」は、消費者支援活動に極めて顕著な功績のあった個人または団体・グループに対して、その功績をたたえ顕彰することによって、消費者利益の擁護および増進を図ることを目的としており、昭和60年から実施されています。シンポジウム当日に消費者支援功労者表彰等の紹介がなされました。
 今年度、一般社団法人香川県婦人団体連絡協議会・香川県くらしの見守り隊が内閣府特命担当大臣表彰を受賞しました。28日には、総理大臣官邸で表彰式が行われ、香川県野田法子会長が出席しました。
 また、ベスト消費者サポーター章は、兵庫県連合婦人会副会長の友藤富士子さんが受章しました。
 おめでとうございます。