510号(19年2月)

地域活動ニュース(香川県)

最新の手口や対策を現場から学ぶ

香川県高松市栗林校区婦人会
会長 野田 法子


 昨年の11月11日、香川県高松市栗林小学校で「特殊詐欺!みんなターゲット!!」と題した防犯セミナーを開催し、地域住民ら200人が参加しました。主催は香川県、企画運営は栗林校区婦人会のオリジナルです。
 パネルディスカッションでは、コーディネーターに犯罪心理学に精通し香川県警の強力なブレインである大久保智生香川大学准教授を迎えました。
 パネリストには「有識者」「警察」「弁護士」というお決まりのパターンではなく、特殊詐欺の現場に関わる警察・銀行・コンビニエンスストア・スーパーマーケットの担当者という「企業人」と、栗林校区婦人会の見守り隊員が参加しました。

企業人の意見を聞く

企業人も参加して安全安心なまちづくりを
 年金支給日に行う婦人会の見守り活動も3年経過し、マンネリ化や活動者の高齢化など、問題点が浮上してきました。
 特殊詐欺の手口も複雑化する中、これから私たちに求められる持続可能な活動は何か。活動の方向性を見直し、活動者と地域住民の特殊詐欺に関する理解を深めるために、犯罪の現場に関わる企業人の意見を聞く企画が生まれました。
 それぞれの立場で、銀行では家族の確認が取れるまで高齢者の高額な引き出しを受け付けない、ATMコーナーでは必ず行員が見守っている。スーパーでは可能な限り声かけをし、店員に相談しやすい環境づくりをしている。コンビニでは高齢者のみならず、来店者の様子を「見張る」のではなく見守っている。
 特殊詐欺であっても万引きであっても、何らかのサインが出ている、といった対応やアドバイスに加え、特殊詐欺以外の地域活動に対する意見も飛び出し、有意義なディスカッションでした。
 今後の見守り活動にこの経験を生かし、活動のステップアップにつなげたいと思っています。

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