510号(19年2月)

平成31年北方領土返還要求全国大会

 2月7日は北方領土の日です。平成最後の北方領土返還要求全国大会が千代田区の国立劇場で開催され、1800人が参加しました。

北方領土返還要求全国大会=2月7日、国立劇場
JR甲府駅前では山梨県連合婦人会員らが、
北方領土問題に対する理解促進を図る
キャンペーンを実施しました

 北方領土の日は1981(昭和56)年に設定され、以来2月7日には官民一体となって北方領土返還要求全国大会を開催しています。全国規模の青年、婦人、労働団体等が中心となって組織された北方領土返還要求運動連絡協議会(略称=北連協)の加盟団体として、全地婦連は当初からこの全国大会に参加しています。各都道府県の地婦連はそれぞれの都道府県民会議の主要な役割を担い、全国大会にも多数参加しています。
 東京で開催される全国大会のほか、この日を中心に、全国各地で講演会やパネル展示、署名活動など返還実現に向けてさまざまな取り組みが行われています。

大会第1部

 北連協の児玉泰子事務局長が進行を務め、石川一洋NHK解説委員、択捉島元島民二世の井桁正美さん、石垣雅敏根室市長が登壇し、北方領土返還に向けたそれぞれの思いを語りました。井桁さんは一級建築士でその知識を生かし、ビザなし交流で墓地の修復に尽力された様子を報告しました。
 日本人墓地の調査、修復が進み、元島民が自由に自分の故郷へ墓参に行けるよう、環境が整うことを望みます。

大会第2部

 第2部の式典では、岩田繁子全地婦連会長をはじめ大会実行委員会構成団体の代表、元島民や関係者などが登壇しました。
 安倍総理大臣は挨拶で「相互に受け入れ可能な解決策を見出すための共同作業を力強く進め、領土問題を解決して、平和条約を締結するとの基本方針のもと、交渉を進めてまいります」と述べ、続いて各界の代表がそれぞれの活動報告や今後の役割などを決意表明しました。
 女性を代表して全地婦連からは、毎年、地元青年団とともに北方領土復帰促進婦人・青年交流集会に参加している秋田県地域婦人団体連絡協議会の吉田萬里子副会長が、地域での取り組み報告とともに決意を表明、最後に5項目のアピールを採択し、終了しました。

決意表明
秋田県地域婦人団体連絡協議会 副会長 吉田萬里子

吉田萬里子 秋田県副会長

 私ども全地婦連は日本青年団協議会とともに、北方領土復帰促進婦人・青年交流集会を約50年前から開催しています。地婦連と青年団は母と子の関係であり、ともに返還運動を続けてきました。
 昨年7月14日に根室市の北海道立北方四島交流センターで開催された交流集会には、全地婦連から67人(うち秋田県地婦連から20人)、日本青年団協議会から20人が参加し、活発な意見交換が行われました。現地で行われたことで、学べたものも多くありました。
 秋田県では8月に行われた県婦人大会と共催で、秋田県北方領土フェア〜写真パネル展、講演会、署名活動を行いました。
 全国の地婦連会員も、元島民や2世の皆さんを招いてお話を聴き、運動への意識を高めています。元島民の皆さんの望郷の念や元島民が減少している厳しい現状などをうかがい、胸が締めつけられます。
 私たちの活動は微力ですが、このような活動や運動が政府の外交交渉の後押しにつながることを期待し、仲間とともに北方領土復帰促進運動に協力していきたいと思っております。
 政府の皆さまには、交渉を加速し、北方領土問題の解決に向け毅然とした態度で交渉に取り組んでいただきたいと切に思います。

→北方領土問題