507号(18年11月)

2018年度・中国ブロック会議

5県代表310人が参集

 全地婦連中国ブロック会議は、10月25・26日、山口県山口市のホテルニュータナカで、中国5県の代表310人が集まって開催されました。

男女共同参画の視点による地域づくり
〜災害を乗り越えて〜

藤家幸子山口県会長

 開会行事の後は、元福岡県杷木町町長の中嶋玲子さんによる「男女共同参画の視点による地域づくり〜災害を乗り越えて〜」と題した講演です。
 福岡県杷木町のある朝倉市は17年7月の九州北部豪雨で34人の死者が出ましたし、家屋の全壊、半壊も数えきれません。水害後は4割の住民しか戻ってきていません。
 災害に強い社会の構築には男女共同参画の実現と地域コミュニティーの取り組みが不可欠です。私の地域は、本当に残念ながら婦人会が解散してしまいましたが、災害時、かつての会員の皆さんが、避難所で宅老所や託児所を開設し、家の片付けに通いたい人々に大変感謝されました。やはり、女性の力が大切だと実感しました。
 よく婦人会に入ってもメリットがないという声を聞きますが、婦人会の活動はやりがいがあり、学んだものを人の役に立てることができ、地域で必要とされています。このことこそがメリットです。婦人会活動を続けているからこそ”喜々として生きる”ことができるのです。このことを伝えていきましょう。
 例えば支部長などの新しい役割を頼まれたときに、「私は無理」と断るのではなく、「私でよければ頑張ります」と引き受けましょう。そして初めての挨拶のときに、「何も分かりませんが頑張ります」と言う人がいますが、ぜひ、「慣れていませんが頑張ります」と挨拶してください。
 婦人会が会員減少に悩む大きな理由に、若い人にバトンタッチしなければだめという思い込みがあるのではないかと思います。無理を強いてしまったのではないでしょうか。人生100年時代、高齢者がまだまだリーダーとして頑張っていきましょう。「できる人ができるときにできることを少し無理してやる」のです。私たちは学んで得た能力や知識を、実践として社会に還元していきましょう。
 続いて、中嶋玲子さんと全地婦連岩田繁子会長を助言者として、中国5県からの活動発表を行いました。鳥取県は「食品ロス削減に向けて幼児を対象とした意識啓蒙活動」、島根県は「地域で支えあう、おたのしみサロン」、岡山県は「7月豪雨について」、広島県は「広島県地域女性団体連絡協議会における平和への取り組み」、山口県は「山口県連合婦人会の活動」でした。
 翌日は、山口鷺流狂言の特別公演がありました。演目は「鬼瓦」。狂言の鷺流は家元制の大蔵流、和泉流と異なり、市民伝承の狂言で、新潟県の佐渡、佐賀県とともに伝えられている民間流派です。プロの演者ではなく、仕事をしながら、約20人の演者が流儀を守っています。
 続いて、布草履作りの交流専門員として参加した山口県連合婦人会事務局長の平野愛子さんが、本年度の北方四島交流訪問事業について報告しました。
 閉会行事では、次年度開催の広島県地域女性団体連絡協議会佐藤浩子会長と33人の参加者がプロ野球広島東洋カープのユニフォームや応援グッズをまとって、「来年はぜひ来てね」と元気に挨拶をしました。

山口鷺流狂言「鬼瓦」
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