507号(18年11月)

2018年度・近畿ブロック会議

7府県代表が110人が参集

 2018年度近畿ブロック会議が10月23・24日、「地域発のパワーで持続可能な社会へ」をテーマに、奈良県橿原市のTHEKASHIHARAで、7府県の代表110人が集まり開催されました。

地域発のパワーで持続可能な社会へ

5つに分かれて分散会

 開会後はまず分散会、御所市人権教育講師団の吉川清道さんを講師に、5つのグループに分かれて話し合いました。テーマは、「地域創生に向けて今、なすべきことは?」。1時間にわたり話し合い、それぞれにその成果を発表しました。会員の高齢化や減少は共通の課題ですが、それぞれ地域で非会員も巻き込みながら、婚活、せっけん運動、食育等に取り組む活動が次々と紹介されました。
全地婦連岩田繁子会長
 
中島祐子奈良県会長
 全地婦連岩田繁子会長からは、富山県でのマイバッグ運動の成功例を紹介したうえで、地道な活動の継続こそが大切、若い人には無理強いしてはいけない、もともと婦人会には定年はないのだから、まず自分たちで頑張っていこう、今日の学びを地域に活かそうと力強い講評がありました。
 吉川さんからは、すべての人々の幸せを願って、自分の地域をみつめて活動をしてほしい。高齢化や会員減少は地域団体にとって共通の悩み、イベントを通じて会員の理解を得る努力やニーズを知るためのアンケート調査などに取り組んで、たとえ人数が少なくても細く長く活動してほしいと話されました。
 2日目は、「音屋」島崎悠気さんのバイオリン演奏を楽しんだ後、薬師寺副執事長大谷徹奘さんの「幸せの条件」と題した講演がありました。
 人の心の問題に向き合い、人の心を鍛えることが薬師寺の役割である。そしてその教科書が、「経」。人生の歩き方が書かれているガイドブックがお経である。旅と同じで、人生で迷わないようにするための教科書である。
 お経には、幸せを考えるためのヒントになる言葉4文字がある。身心安楽(しん・じん・あん・らく)。身は目に見える物の世界、心は目に見えない精神の世界である。お経の中の幸せを表す言葉がこの安心(あんじん)である。人間の一番の不安の種は人間関係である。人間関係をよくしようとしても簡単にはよくならない。人間関係はどんな時に悪くなるのだろうか。それには答えがある。人間の価値観のメモリの幅は人によって違うので、それぞれの価値観の違いを自らのものとすることである。
 人と人の出会いを縁という。人間はこれによいだの悪いだのという言葉をつけてしまった。よいも悪いも縁があってこそということを忘れてはならない。人間は機械製品ではないから好き嫌いがあってもいい。でも不必要な好き嫌いを持ってはいけない。
 これを決定的に解決する言葉をお経の中に見つけた。現代語訳すると、「よっぽどの縁」である。ここにその人といるのは、たまたまや偶然ではない。よっぽどの縁である。皆さんになじみのある『般若心経』にはお釈迦様ではなく観自在菩薩だけが登場する。世の中の音をよく見る観世音菩薩ではなく、自分のありようをよく見る観自在菩薩である。自分自身を見る心を作るために写経を勧めている。「よっぽどの縁」を胸に生きていってほしい。
 近畿ブロック会議の最後は、次回開催県の和歌山県堰本信子会長のご挨拶で閉会しました。

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