505号(18年9月)

地域間交流事業(富山県)

富山県 副会長 原洋子

 8月27・28日、南砺市利賀村の複合教育施設アーパスに婦人会員56人が参加し、地域間交流事業を開催しました。

南砺市利賀村で一泊研修会=8月27日

 昭和50年頃のことです。過疎化が進む利賀村に、突如として日本一の風俗施設の建設計画が持ち上がりました。それを知った婦人会が立ち上がり、当時の姫野ゆき会長や会員が総力を結集して建設反対運動を展開、事業者が建設を断念したという出来事がありました。
 これを婦人会活動の原点として語り継がれてきましたが、40年も経過すると風化の波は避けきれず、役員の中にも知らない世代が見られるようになってきました。
 そこで昨年の富山県婦人会創立70周年を記念に原点にかえろうと、今年は利賀村を訪れ、当時のことを知る先輩の皆さんに話を聞き、交流を深めるために実施したものです。
 今回は当時の利賀村婦人会会長の宮崎佐喜子さん、古野知代子さん、青年団員の浦辻一成さんらから、利賀村の豊かな自然環境を守るためにどのように困難に立ち向かったか、当時の反対運動について聞きました。さまざまな妨害や脅迫もある中で、一丸となって困難に立ち向かった婦人会員の強さ、家族の信頼や絆の大切さなどを参加者一同で共有できました。

先輩の皆さんと話し合い=利賀村

 1980(昭和55)年12月、富山県婦人会は、青少年健全育成のために利賀の地に建設された利賀少年自然の家(現・利賀創造交流館)の前庭に「どの子にも愛の手を」と刻まれた母子像を建立しました。
 その母子像を前にして、当時の婦人会員の心を感じとり、誇りを持って継続して伝えていく務めがあると思いを新たにしました。婦人会活動の原点に立ち返り、未来への礎を築くために、絆と友情を深める有意義な研修会になりました。

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