504号(18年8月)

地域活動ニュース(石川県)

能登立国の経緯学ぶ目指すはツヤのある自然な肌

石川県七尾市矢田郷婦人会
会長 佐野留美子

今年は能登立国1300年です

 七尾市の矢田郷婦人会では、年間8回の学習講座「ハーモニー矢田郷」を開催しています。今年度は講座の開催案内を矢田郷地区の4265世帯に配布し、6月21日に同地区のコミュニティセンターで開講式が行われました。
 続く第1回の講座では、「能登立国1300年って何?1300年前の七尾」と題し、七尾市教育委員会の北林雅康学芸員を講師に、約50人が能登国誕生の経緯などを学びました。
 養老2(西暦718)年、越前国から羽咋郡、能登郡、鳳至郡、珠洲郡の4郡が独立し「能登国」となりましたが、2018年の今年はまさに能登立国1300年です。天平13(741)年には能登国が越中国に併合され、天平宝字元年、西暦757年に再び分立、能登国が成立しました。
 能登国府は、能登国分寺跡の東側、現在の古府町周辺にあったと考えられており、国府の存在を示すように、周辺には数多くの古代遺跡(八幡昔谷遺跡、小島西遺跡、栄町遺跡、小池川原地区遺跡)があり、現在も発掘が続いています。
 大伴家持が能登を巡行したときに五首の歌を詠み、また能登国歌三首を「万葉集」に採録したことからも、当時の能登半島の様子がうかがえます。
 能登の貢納物で、キンコ、コノワタなどがあったことも学びました。1300年前の貢納物であったコノワタは、今日も七尾で生産され、食されており、古代の食文化が継承されています。
 能登国分寺公園と博物館は、今年10月に完成し、当時の資料や遺跡等も展示されることと思います。秋にはこの学習講座で学んだことをもう一度、会員の皆さんとともに博物館で学びたいと思っています。

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