504号(18年8月)

食品安全委員会と消費者団体との情報交換会(食中毒を予防するために)

食品安全委員会のホームページから

 内閣府食品安全委員会の消費者団体との情報交換会が、7月19日に開催されました。
 テーマは「食中毒」。山本茂貴委員より食中毒の原因となる細菌やウイルスの状況、予防策について説明がなされ、その一部を紹介します。
 細菌による食中毒の第1位は、「カンピロバクター食中毒」です。国内では年間300件、患者数2000人で推移しています。特徴として、食品を摂取してすぐに症状がでるのではなく、1日から7日で、下痢・腹痛・発熱・頭痛・全身倦怠感などの症状が出ます。多くは自然治癒し、予後も良好ですが、まれに合併症としてギラン・バレー症候群等を引き起こすことがあります。
 カンピロバクター食中毒事例はほとんどの場合、鶏肉内にいるカンピロバクター菌を、生または不十分な加熱により喫食することで起こっています。原因が判明したものでは、焼き鳥、鶏ささみの刺身、鶏レバー、鶏たたきなど、生や加熱不十分な料理が多くみられています。
 消費者も、飲食店が出しているから大丈夫だろうと思わず、鶏肉を生で食べない、よく火が通っているかを確認することです。
 家庭で調理する場合は、カンピロバクターは熱に弱く、「75℃以上で1分間以上の加熱」で死滅するので、十分に加熱すること。また@生の鶏肉を調理した後は、手指や調理器具をよく洗うA調理器具や食器は熱湯で消毒し、よく乾燥させるB保存や調理時に、肉と他の食材との接触を防ぐなど、二次感染を予防することも大事です。

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