503号(18年7月)

災害に強い地域・組織づくりへ(香川県)

香川県会長 野田法子

我が家の防災力アップ講座

 6月16日、香川県婦人団体連絡協議会は香川大学との協同事業「我が家の防災力アップ講座」を、同大学で実施しました。当日は香川県婦連の会員や民生委員など30人が参加し、実際の災害をイメージしながら、家庭目線で防災のあり方を考えました。
 「防災士」は1995年の阪神・淡路大震災を教訓に、2003年に創設された民間資格です。NPO法人日本防災士機構が認証した研修機関が実施する養成講座を受講後、資格取得試験に合格し、救命救急の実技講習を受けてはじめて取得できます。
 東日本大震災をきっかけに防災士の登録者数は急増しましたが、残念ながら女性防災士はまだまだ少ない状況です。

女性リーダー防災志の育成

 長年築き上げた地域とのつながりを持つ女性は、食料の備蓄など家事の経験による生活目線で物事をとらえ、弱者の立場に立った避難所の運営、被災者の心のケアなどが期待されます。
 資格を取得する女性が伸び悩む中、県婦連は女性の防災意識を高めようと、地域の防災リーダーとなる女性を「防災??志」と名付け、昨年度から香川大学と共同で育成に取り組んでいます。講座は昨年に続き開催され、全5回の講座の受講修了者が「防災??志」の認定を受けます。
 講師の香川大学岩原広彦客員教授は、「日頃の近所づきあいや家事の経験が、災害時に活かせるということに気づいてもらいたい。女性だからこその防災があり、女性を増やすことが地域防災力向上の鍵です。今後も講座の開催など、啓発活動が必要です」と話されました。

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