502号(18年6月)

2018年度全地婦連年次理事会開催

全国が手をつないで今こそ婦人会

確かなくらしの安全網と心あたたまる元気な地域社会の実現に向けて

 5月22・23日に全国婦人会館で、2018年度全地婦連年次理事会が、開催されました。17年度の事業報告、決算報告・監査報告が承認され、18年度の事業計画案、予算案、第67回以降の全国大会について審議され、原案通り承認されました。
「全地婦連の歌」を斉唱

 2018年度全地婦連は昨年に引き続き、「全国が手をつないで、今こそ婦人会〜確かなくらしの安全網と心あたたまる元気な地域社会の実現に向けて」を基本キーワードに、さまざまな事業・活動に取り組みます。
 第66回全国大会は、「清流の国ぎふ日本の真ん中で話そう、つながろう、伝えよう〜未来をつくる女性の力・婦人の輪」をテーマに10月4・5日、岐阜県岐阜市で開催されます。それに続く全国大会は承認済みの青森県(第67回)、新たに第68回長崎県、第69回神奈川県での開催が承認されました。
 今年度のブロック会議は、共通テーマを「これからの地域婦人団体のあり方」とし、9月14・15日に開催される北海道・東北ブロックを皮切りに全国7カ所で開催されます。
 幹部研修会は、昨年に続き渋谷区代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで、11月28・29日に開催します。北方領土問題ほか、充実した研修となるよう、今後テーマを検討してまいります。
 「製品安全セミナー」は全国7カ所で、「防災学習会」は41カ所、「標準化セミナー」10カ所、「昆布料理講習会」は委託事業3カ所・自主事業31カ所、「元島民の北方領土を語る会」は9カ所で開催します。それらに加えて今年度から、新たに「食品表示セミナー」を30カ所で実施いたします。

新会長に富山県の岩田繁子会長を選出

よろしくお願いします=2018年度新役員
 2日目は役員選挙が行われ、新会長に富山県の岩田繁子会長が選出されました。
 副会長には第1選挙区(北海道・東北ブロック)=大友富子(宮城県)、第2選挙区(関東ブロック)=外石栄子(新潟県)、第3選挙区(中部・近畿ブロック)=梶田淑子(三重県)、第4選挙区(中国・四国・九州ブロック)=野田法子(香川県)の4人が選出されました。
 常任理事はブロック内の互選により、北海道・東北ブロック=向井麗子(青森県)、関東ブロック=中條智子(長野県)・岩崎康江(静岡県)、中部ブロック=田村洋子(福井県)、近畿ブロック=橋妙子(大阪府)、中国ブロック=奥本範子(鳥取県)、四国ブロック=藤田育美(徳島県)、九州ブロック=三苫紀美子(佐賀県)の8人に決まりました。
 協議の結果、監査は昨年に続き、中野璋代(滋賀県)、小林洋子(島根県)、飯田和子(千葉県)の3人に決まりました。どうぞよろしくお願いいたします。
 任期満了で退任する柿沼トミ子会長と中田和子副会長に、岩田繁子新会長と野田法子副会長から花束が贈られました。

会長就任に当たって
岩田繁子(富山県)

岩田繁子会長
 このたびの全地婦連役員改選に当たり、理事の皆さまのご推挙を賜り会長の重責を担わせていただくことになりました。
 私はもとよりその器ではありませんが、ご推挙くださった方々のお気持ちを糧に婦人会のために尽くしたいと思います。
 私と婦人会の出合いは、結婚即地域婦人会に当然入会のしきたりに従い入会したことに始まります。そして1992(平成4)年、集落の支部長をお受けしたことが縁となり、以来地区、町連合、郡連合、合併新市連合各会長を経て2006年より富山県会長を務めさせていただいております。
 この間、平成の大合併、世代交代、著しい経済成長と価値観の多様化が進み、一方で異常気象や環境問題、インターネットは地球を席巻し、わが国はついに高齢化と人口の減少といった予想もしなかった事態に直面いたしました。この影響は私たちの組織にも大きな影響を与え、活動環境は極めて厳しい時代になっていると考えています。
 私は、こんな時代にこそ、地域婦人会創設の原点である「男女平等・明るい家庭と住み良い地域作り・青少年の健全育成」「連帯と絆」で、地域町内・村造りに婦人の力を結集しなければならないと思います。今まで「組織活動に王道は無く偏に弛まざる協調の精神、言い換えれば自己啓発しかない」と先輩から教わってまいりました。
 この教えにのっとり、各都道府県会長の叡智を結集して本会の機能を果たし、再生を図りたいと思います。なにとぞお力添えをくださいますようお願い申し上げます。

新副会長の挨拶

2018年度全地婦連年次理事会

一有権者、一消費者として
野田法子(香川県)

 今年度も微力ながら、副会長の責務を担わせていただくことになりました。よろしくお願い申し上げます。
 足元は香川県で、県婦連では香川大学との連携で、女性の視点から地域の防災・見守りに力を入れております。昨今、学校帰りの女児が襲われる痛ましい事件が後を絶ちません。地域の見守りは、より細やかで持続可能な体制作りに取り組まねばならないと思います。
 高齢者を狙う詐欺も、研修会で学んだ頃には新たな手口の被害が出ている現実に挫折感を味わいますが、私たちは死ぬまで一有権者、一消費者です。新たな気持ちで今年も皆さまと活動していきたいと思っております。
 地域がすべてを担うと「地域包括支援センター」は錦の御旗を立てている感がありますが、医療・介護が中心の政策に、地域で働き、地域の生活(衣食住)を支える住民の取り組みが包括される必要があると思っています。
 「地域で少し稼ぎ、誰かの役に立ち、消費する」、この循環こそ「地域包括」ではないでしょうか。

託せる若い世代と手をつなぎたい
外石栄子(新潟県)

 関東ブロックの理事の皆さまから、2期目の副会長にご推挙いただき就任いたしました。各ブロック選出の副会長と共に岩田新会長を支え、全地婦連の活動の前進を考えなければならないと気を引き締めています。
 少子高齢、人口減少社会で、婦人会として何ができるか、何をしなければならないのか自問自答している昨今ですが、「全国が手をつないで、今こそ婦人会」の基本キーワードを念頭に置き、今やるべきことを見出したいと思います。
 山積する課題に向き合い、活動や提言をすることも婦人会として欠かせませんが、バトンを渡す会員はこれからを託せる若い世代の皆さまであってほしいとの考えから、手をつなぐ機会を見つけたいとも思います。
 活気溢れる婦人会でありたい。全国の会員の皆さま、ご指導ご助言をお願いいたします。

研修の成果を実践につなげ
梶田淑子(三重県)

 今年度、副会長という重責を担うことになりました。岩田繁子会長のもと、理事の皆さまと共に全地婦連の活動にまい進いたします。よろしくお願いいたします。
 昨今、毎日のように人の命が失われていく事故や痛ましい事件、日本列島どうなっていくのかと思うほどの地球温暖化による自然災害などがマスコミを通じて報道され、心を痛めております。
 そんな中、全国唯一無二と誇れる全地婦連は、長年、子育て・教育、高齢者対応、環境問題、防災活動、消費者問題、平和運動、また、まさかの時の助け合い活動など、全地婦連本部はもとより、各県下においても研修を重ね、その成果を実践につなげております。
 しかし、時代の流れは早く変化するこの社会情勢の中で、私たち地域婦人団体は今、何をすればよいと思われますか?
 全国の婦人会員が手をつないで、「今こそ婦人会」、心あたたまる元気な地域社会の実現に向けて頑張りましょう。

今こそ婦人会 元気な地域社会を
大友富子(宮城県)

 2018年度年次理事会において、北海道・東北ブロックの推薦をいただき副会長に就任いたしました。微力ではございますが、全地婦連の活動に力を尽くしてまいりたいと思っております。
 全地婦連のキーワードは「全国が手をつないで、今こそ婦人会」〜確かなくらしの安全網と心あたたまる元気な地域社会の実現に向けて〜とあります。私はこのキーワードを忘れることのないように、副会長として岩田会長を補佐していきたいと思います。
 近年、人口減少や高齢社会が進むなか、私たち婦人会も会員の減少が続いており、婦人会として今後の方向性が問われていると思います。
 今後、より一層婦人会活動を強化していくことが大切と思います。会員皆さまのご意見を聞き、ご協力をいただきながら副会長として努めてまいりたいと思います。

婦人会ここにあり いまこそ女性力を
柿沼トミ子

退任の挨拶

柿沼会長(左)と中田副会長
 会長としての任期満了により退任するに当たり、一言お礼のごあいさつを申し上げます。
 在任中は全国の会員の皆さまに一方ならぬお世話になり、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。
 全国津々浦々どこの地域にうかがっても、地域のために頑張っていらっしゃる会員の皆さまのお姿に感動いたしました。
 組織力、行動力が毛細血管のように脈動し、地域の担い手となっている状況はとても頼もしいと思います。同時に地域の伝統芸能、文化の担い手として大きな役割を担っているのが婦人会であることも改めて認識を深めたところです。
 3・11の東日本大震災は千年に一度という未曽有の災害をもたらしました。輪をかけたのは原子力発電所のメルトダウンによる放射能汚染です。まだまだ復興の槌音が十分に行き届いているとは思えない状況にありますが、全国の婦人会員の連携の強さが大きな力になっております。「今こそ婦人会、やっぱり婦人会」です。
 さて、現在の日本は大きなカド番を迎えております。少子高齢社会の中で、高齢者のより高齢化、ひとり暮らしの増加、子どもや高齢女性の貧困問題、子どもたちの虐待。顔の見える地域力が求められております。また、北方領土、竹島、尖閣諸島等、領土をめぐる課題、人生百年時代の今、次の世代にこの日本の希望ある将来をバトンタッチするためにも、女性力が期待されております。
 私たち会員一同が、心豊かに暮らしていくためにも、他団体とも連携し、絆を強め、ますます頑張っていきましょう。皆さまお元気で。「婦人会、ここにあり」です。