501号(18年5月)

地域活動ニュース(佐賀県)

食の文化祭in呼子

佐賀県唐津市呼子町地域婦人会
会長 谷口繁美

3月22日、呼子公民館で開催

 呼子町は佐賀県の北部玄界灘に面した小さな漁港ですが、江戸時代から昭和の初めまで、捕鯨基地として栄え、食卓にはいつも鯨料理が並んでいたと聞きます。また、漁場にも恵まれていて町内外から新鮮な魚を求めて町の中心には市が立つようになってきました。しかし近年は漁業の低迷・後継者不足、それに拍車をかけるように魚食離れが進んでいます。
 私たち婦人会は2013年度から、魚食文化を守るという使命感で郷土料理の研究をはじめました。幼少の頃の食卓の記憶をたどり、一つひとつ料理を復元し、年1回発表してきました。
 みんなが忘れていた料理ができ上がった時は昔話に花が咲き、喜びにあふれました。しかし、郷土料理ばかりでは若い方たちは満足しません。若い世代に魚食文化を広めるためにも魚独特の臭みをなくし、簡単で手短にできる料理、野菜や調味料などの食材は地元の食材を使うことを第一条件とし、試行錯誤しながら5年間で数十種類の料理を完成させることができました。
 これらの集大成として3月22日、呼子公民館で「食の文化祭in呼子」を開催し、町内外から100人を超える来場者で盛会裏に終えることができました。
 呼子のお祝いの席に欠かせないクジラの皮を使った「クジラの紅白なます」、魚のすり身の入った代表的な郷土料理「呼子厚焼きたまご」や、カワハギとゴボウを食材にした「アクアパッツァ」、「イカと菜の花のパスタ」などの洋風メニューや新たな献立も披露しました。
 このイベントは今回の5回目で一区切りと思っていたのですが、続けてほしいという声が多く、今後会員の皆さんと話し合っていきたいと思っています。

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