500号(18年4月)

実務者向け研修講座「読者に伝える・見せる写真の撮り方」(全国婦人会館)

講師の亀井正樹さん

 全国婦人会館の公益事業の一つである団体の実務者向け研修講座が、3月6日に開催されました。今年度は主に、機関紙や報告書の作成などの担当者に向けた「読者に伝える・見せる写真の撮り方」。講師は写真家の亀井正樹さんです。全地婦連加盟団体から27人が参加しました。

納得いくまでシャッターを

 まず亀井さんは、以前写真は、現像するまで仕上がりが分からなかったものですが、現在では撮影結果がすぐ分かってしまいます。間違った安心感から撮影をすぐに終わらせてしまっていませんか、と問われました。
 客観的で精密な描写での写真の記録は、文字以上の情報を持ちます。写真取材は後追いができないので、納得いくまでシャッターを切りましょう。
 機関紙で写真は、小さく掲載されることが多いですが、主題がはっきりしているものは読者にきちんと伝わります。
 現在のカメラにはさまざまな機能があります。ご自分のカメラにどのような機能があるか、説明書を確認しながら試してみることをお勧めします。

取材対象者には敬意を表して

 最近ではスマートフォンで撮影する機会が多いかもしれませんが、緊急時のサブ的な利用でない限り、取材時、特に人物やインタビュー時の常用はお勧めしません。今後は分かりませんが、電話はあくまでも通話がメーンで、撮影を前提としてはいません。取材対象者には常に敬意を表し、取材者の姿勢を見せることも重要です。
 「露出補正」という機能は光の量を調節し、写真を明るくしたり暗くしたりすることができます。より明るくしたい場合は+(プラス)方向に、暗くしたい場合は−(マイナス)方向に設定します。
 デジタルカメラは撮影結果がその場で確認できますので、何度か露出補正を行い、ちょうどよい明るさに調整してから撮りましょう。この操作をした後は、もとに戻すことを忘れずに。

写真は3方向から撮ろう

 機関紙では紙面の都合で、写真がどの位置に配置されるか分かりません。取材時の写真はどこに写真が配置されても撮った写真が正面を向くよう、「正面・左・右」の3方向からの撮影を押さえておきましょう。また、機関紙の最終段に写真を配置する「しりもち」はなるべく避けましょう。
 色彩豊かなカラー写真が白黒で機関紙に掲載された場合、印象が異なることがあります。色彩のコントラストではなく、明暗差が重要です。

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