496号(17年12月)

2017年度 中部ブロック会議

富山市で開催

平成29年度全地婦連・中部ブロック会議 柿沼トミ子会長 岩田繁子富山県会長

 中部ブロック会議は11月12・13日、富山県富山市の富山第一ホテルで開催されました。12日は、富山県婦人会の創立70周年記念大会が開催され、富山県婦人会の会員に加え、愛知、石川、福井、岐阜の4県のリーダー500人が集いました。石井隆一知事をはじめ多くの来賓も出席し、記念大会は大変な熱気の中で開催されました。50周年以降の県婦連の活動がスライドショーで紹介され、県内の代表3団体がそれぞれ活動を報告しました

講演

 記念講演は富山県出身の女優、室井滋さんの「キトキト人生10本勝負」。聞き手のKNBラジオパーソナリティーの鍋田恭子さんの絶妙な問いに合わせて、山形新幹線でのエピソードをまじえ、隣人との心のふれあいが結果として自身の生きやすさを生むこと、辛い仕事に取り組む時にも感謝の心を忘れないことが次の幸せを呼ぶことなどを、時に涙あり、笑いありで楽しいトークでした。

2日目

 2日目はブロック会議。演題は「地域防災力向上のために過去に学び未来につなぐ〜女性の視点を生かして〜」。講師は一般社団法人GEN・J(ジェンダー・イコーリティ・ネットワーク・ジャパン)代表理事の田端八重子さんです。
 盛岡での東日本大震災の経験に基づき、これからの地域防災力の向上について話されました。
 大きな揺れや津波などの恐怖感が人に普段と違う行動をさせます。自分にはそんな事は起こらないと思っていても災害は突然やってきます。このあたりは災害が少ないという油断が、避難しないという行動を生み出します。常に、どうやって逃げるかの準備が必要であり??自分の命は自分で守るが基本です。
 私たちは過去の先人の教えを学び、次の災害が起こったら、新たなものをつけ加えていけばよい、性別によって役割を振り分けるなどの慣行を見直し、防災・減災・避難所運営・復旧・復興の場面で、性別や役割に基づかない関係づくりを実現することが重要なポイントと指摘されました。
 東日本大震災当時、避難所によって大きかった格差が、その体験で熊本地震では進化して、新たな対応を産み出しました。段ボールを利用した避難所の間仕切りなどは、東日本大震災の経験が役立ったものです。
 被災すると、「被災者」という一くくりで扱われます。しかし、人は多様です。望まれる避難所運営は、その多様性を認識し、ニーズに合わせた対応をとることです。自分が自分の身を守る、次は家族、次はお隣と自助から共助へ移っていきます。地域の専門家との連携も重要だし、普段から話し合っておくことが大切です。
 具体的な避難所運営マニュアルを作ることも平常時の準備として重要です。女性ばかりが避難所での炊き出しや掃除、洗たくを担うことはおかしいし、より多くの力を得ることができるよう事前から取り組んでおきましょう。
 いざという時に私にできることは何か、できないことは何か、誰の力を得たいかを冷静に考えて、多くの力を寄せ合っていけるよう日頃から準備しておきましょう。
 最後に柿沼トミ子全地婦連会長より、「婦人会はいつでも戦力になることができる組織であり、『今こそ婦人会』で頑張っていきましょう」とエールが送られました。
 岐阜県は次回開催県です。「来年は全国大会と併催になりますが、ぜひお出かけください」と挨拶があり、中部ブロック会議は閉会しました。

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