495号(17年11月)

2017年度九州ブロック会議

沖縄県恩納村に700人が集う

平成29年度全地婦連九州ブロック会議 平良菊沖縄県会長 柿沼トミ子会長

 10月14 ・15日に平成29年度全地婦連九州ブロック会議・第69回九州地区地域婦人大会が、沖縄県恩納村のリザンシーパークホテル谷茶ベイ、沖縄科学技術大学院大学を会場に開催されました。「『絆・連携』で安心して住める地域社会をめざして」をテーマに、九州8県の婦人会会員700人が集いました。

1日目

 第1日目は開会行事の後、次の4分科会に分かれて話し合いました。
 第1分科会「組織と防災・減災」
 2016年4月の大地震の経験を、東家武子熊本県地域婦人会連絡協議会前会長が報告しました。大変大きな被害だったけれど、幸い婦人会会員には命の被害はなかったこと、会員の安否確認が3日後までにできたこと、その後の婦人会の活動の様子についての詳細な報告でした。
 災害は突然やってくること、災害があった事実と体験を伝承し、本気の備え(学習・訓練・他団体との連携)が必要。そして、どんな時も「歌」「動く」「笑い」は「元気の素」との言葉が印象的でした。
 第2分科会「青少年の健全育成」
 まず、沖縄県での青少年健全育成の取り組みについて紹介を受けた後、家庭支援アドバイザーの育成、婦人会の役割について話し合いました。
 婦人会には、学校と地域の協働のつなぎ役として、居場所作りの支援や放課後子ども教室の講師等が期待されています。
 その後、語り部の元白梅学徒中山きくさんが、「過去を知らないとまた過ちを繰り返すことになる」の強い思いを持って、戦争に反対する活動をしてきたと話されました。
 第3分科会「福祉と地域連携」
 一人が一人の高齢者を支える肩車型の超高齢社会がすぐにやってきます。肩車の上に乗っている人が下に降りて自らも100歳過ぎても元気を目指す頑張りが必要で、高齢者としての自覚をもちつつ、専門的ケアを受けながら身体的な健康をつくっていきたい。
 また、地域づくりの主役として、行政、地域団体、婦人会、町会、青年会の活躍が期待されているなどと話し合いました。
 第4分科会「健康寿命の延伸」
 まず、元気で長寿を享受することを目指し理論的・実践的・科学的に取り組むことである抗加齢医学(アンチエイジング)についての説明とともに、例え病気を持っていても、人生の目標と生きがいが元気の源であり、精神的にも前向きで希望をもって暮らしていこうと話し合いました。
 長寿の三大秘訣は、一無=タバコ、二少=食事・お酒、三多=睡眠・運動・多接(多くの人と接する)です。早寝早起き朝ごはんで生活習慣病の予防につなげましょうと確認し合いました。

2日目

 2日目は、沖縄科学技術大学院大学へ会場を移しました。
 この大学院大学は、国主導で設置された大学で、世界各地から多くの研究者、学生が集まる国際的な大学です。研究者、科学者を育てる大学としての取り組みと共に、ダイバーシティセクションも充実していて、女性の活躍専門の部門もあり、女性の研究員の働きやすさを追求しています。他にも女子生徒向けの科学の講演会にも取り組んだり、恩納村の婦人会とも積極的に地域交流しています。
 研究者の多くは家族と共に来日しているので、学内には家族寮が並んでいます。その家族を巻き込んで、ハロウィンパーティや相互が講師になる料理教室がとても好評だそうです。
 大学は広く開放されていて、美術展やコンサートなど、毎年10件ほどが実施され、ガイド付きキャンパスツアー(要予約)や学生による週末キャンパスツアーもあります。世界のトップを目指しながら地元に根ざすキャンパスを展開している新しい形の大学です。
 大学の紹介後、4つの分科会の報告が行われました。
 全体討議では、自己研さんし、見える活動の推進、安心安全に暮らせる地域社会づくり、オスプレイの飛行訓練中止ならびに配備の再検討を要望する等の決議を採択し、閉会しました。

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