494号(17年10月)

2017年度 関東ブロック会議

 9月25・26日に全地婦連関東ブロック会議が、神奈川県横浜市のローズホテル横浜を会場に、500人余が参加して開催されました。

全地婦連関東ブロック会議=ローズホテル横浜 柿沼トミ子会長 松尾美智代
神奈川県会長

基調講演

 まず、文部科学省生涯学習政策局社会教育課地域学校協働推進室地域学校協働活動企画係長の山下邦子さんが、「地域全体で子供たちを支えるために〜地域学校協働活動の推進に向けて〜」と題し、基調講演を行いました。
 山下さんからはまず子どもたちの現状と課題が紹介されました。日本の青少年は自己肯定感がとても低い傾向を示しています。学校はどうかといえば、課される課題は大きくなっており、教職員の業務量は大きく増えています。
 その現状の中で、中等教育審議会は、よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を共有し、社会と連携・協働しながら、未来の創り手となるために必要な資質・能力を育む社会に開かれた教育課程の実現を答申しました。
 それを実施するためには、学校の指導体制の充実とともに、家庭と地域との連携が強く求められています。
 いま、地婦連の皆さんにお願いしたいことは、地域コーディネーターとしての取り組みです。地域活動を順調に進めるためには心の柔らかい人の参加が求められています。フラットに柔らかい気持ちでさまざまな人をつなげていける人の力が重要です。

分科会

 基調講演に続き、3つの分科会に分かれ、それぞれのテーマで話し合いました。

第1分科会

「共に考える地域防災」

助言者=神奈川県生涯学習課主査兼社
会教育主事 鈴木智久さん

 まず、地域防災の取り組みを発表しました。毎月第1日曜を防災の日として活動している。AEDの扱い方や炊き出し訓練は毎年必ず実施している等の取り組みが次々と発表されました。
 地域によって起こりやすい災害は異なります。自分が住んでいる地域に起こるかもしれない災害を知ることが重要と確認し合いました。

第2分科会

「婦人会活動の活性化のために」

助言者=神奈川県県央教育事務所指導
課社会教育主事 藤沖亮さん

 これからはますます地域の学校や子ども会との連携が重要であると話し合いました。
 参加者からは、保育園の子どもたちに作品をプレゼント、通学路の点検を婦人会で実施している、ミシンの授業のお手伝いをしている等の取り組みが紹介されました。
 婦人会の灯を絶やさないよう、今日の意見交換を地元の活動の原動力にしたい、前を向いて進んでいきたいと話し合いました。

第3分科会

「青少年の夢と希望を育む私たちの役割」

助言者=神奈川県県西教育事務所足柄
上指導課社会教育主事 高橋壮芳さん

 青少年との交流として、「ささら踊り」の指導、婦人会の会合で琴の発表をしてもらう。地域文化の伝承のために、料理やこんにゃくづくり、お茶会などに取り組んでいると活動が報告されました。
 こうした取り組みで、子どもだけではなく保護者とのつながりが増えたとのうれしい話も出されました。
 交通安全、草取り、マラソン大会、登下校の見守り、学習ボランティア等、青少年とのかかわりがこれからも大切と話し合いました。

開会式

 2日目の開会式では、黒岩祐治神奈川県知事が来賓のご挨拶をされましたが、偶然にもこの日が知事のお誕生日であるということで、会場からはおめでとうの拍手が湧き起こりました。

分科会報告と記念講演

 前日の分科会報告が各助言者から行われた後、記念講演「世代の懸け橋としての婦人会活動の可能性」について、日本余暇会会長で町田市社会教育委員の薗田碩哉さんが話しました。
 現在100歳以上の人口は6万人を超えています。高齢者が全く珍しくない長寿社会です。元気でいられれば、人生はもう一回できるのです。元気でいられれば、高齢者がさまざまな場面にかかわることができるのです。
 未来を構想するから人類は発展してきました。そのためには、若い世代とのかかわりが大切であり、私たちは変わらないといけないのです。
 例えば防災では、安全は社会との関係の中にあります。もちろん自助は大事ですが、災害が起こったら、何といっても共助が必要です。その土台は地域の人間関係、それもある程度深い人間関係が必要です。
 人と人をつなぐ力は女性の方が圧倒的に強いと思います。さあ、若い人も巻き込んで、子どもたちを教える、育てるではなく、子どもや青年に学ぶという姿勢で…。明るい、いい加減、うれしい、笑顔、面白いの「あ・い・う・え・お」で頑張っ
ていきましょう。
 ブロック会議の最後は次回開催県、長野県からの参加者が舞台に並び、「長野でお待ちしています」と来年の再会を約して、閉会しました。

→ブロック会議