493号(17年9月)

消費者被害防止寸劇コンテスト(審査結果発表)

審査結果の発表

寸劇コンテスト審査会

 全地婦連2月号(486)で紹介した「消費者被害防止寸劇コンテスト」の審査会が、8月17日に全国婦人会館で開かれました。審査員に元消費者庁長官で現在は一般社団法人消費者市民をつくる会代表理事の阿南久さん、公益財団法人消費者教育支援センター総括主任研究員の中川壮一さん、全地婦連柿沼トミ子会長も参加し、厳正な審査が行われました。

3組が応募

 コンテストには、石川県金沢市校下婦人会連絡協議会、香川県くらしの見守り隊観音寺支部、熊本県天草市倉岳町地域婦人会の3組から応募がありました。残念ながら応募総数は少なかったものの、いずれも小道具や衣装、舞台セットなど工夫を凝らした力作でした。
 審査の結果は以下の通りです。

【最優秀賞】

 金沢市校下婦人会連絡協議会経済委員会「悪質な住宅リフォーム工事」(限られた時間内で、騙されているとは気づかないよう、徐々に信用させていく会話の流れ方を工夫しました)

【これぞ寸劇賞】

 香川県くらしの見守り隊観音寺支部「住宅リフォーム工事の訪問販売トラブル」(時間配分、シナリオが観客に伝わることを重点に考えました)

【演技すてき賞】

 熊本県天草市倉岳町地域婦人会「お金が戻ってくるって本当?(振り込め詐欺に気をつけよう)」(オリジナルのシナリオを作成。どのような事例が多いのか、消費者生活センターへ取材し、内容を検討しました)
 最優秀賞の金沢市校下婦人会連絡協議会5名のみなさんは、11月に行われる幹部研修会にお招きいたします。

審査の視点

 実際に観客を前にして演じるものと、撮影者が移動するなど映像に工夫を凝らして撮影したものは別物であること。演者の役割を大きく記したプレートを首に下げることはとても有効。ナレーターは登場せず、声のみの出演がよいのではないか。また、ナレーターの説明は多用せず、その際には視覚にも訴えるパネルの使用も有効。
 地元に向けて発信する際には、方言は親しみやすく非常に有効である。演じるために、自分たちが法律について学ぶことができる。正しい情報を得、観客にも伝えてほしい――などの視点から審査が行われました。
 寸劇は、注意喚起のチラシを配布するのとは違って、自分たちの仲間が演じていることで伝わりやすい。真面目一本で終わらせず、最後にくすっと笑わせるような工夫や、注目させるために始めと終わりに拍子木を打つなども有効、といったアドバイスもありました。
 今回応募された作品や全国で消費者被害防止のため取り組んでいただいている各団体独自に制作されたDVDについて、全国婦人会館のホームページでご紹介することを検討中です。ご応募、ありがとうございました。

→消費者問題・経済生活