492号(17年8月)

アジア未来サミット

グローバリゼーションと日本の国是

講師の丹羽宇一郎さん

 三代目日本青年館が東京神宮外苑に新築され、その記念に「アジア未来サミット」が8月2日に開催され、公益社団法人日中友好協会会長丹羽宇一郎さんの講演「グローバリゼーションと日本の国是」がありました。その概要です。
 現在、北朝鮮のミサイル実験が重なり、世界的に緊張し、圧力を強めよとの声が高まっている。しかし、本当にそれで北朝鮮の態度が変わるのだろうか。出口をきちんと見極めて戦略をたてなければならない。これまでも戦争をしたくないといいながら戦争に突入する事態は、過去に数多く起こっている。
 では、どうすればよいのか、それは信頼関係しかない。嘘をつかないことである。今の日本を見れば、残念ながら国内で国民に向けての嘘が横行している。国内で信頼を得ていない国では国際的な信頼を受けることはできない。日本は特に中国に対して、技術的にも対米関係においても優位にたっていると思い込んでいる節があるが、アメリカにとっては、中国が最大の輸出国であり、技術的にも中国が時間をかけて海外で育ててきた人々が国に帰るときになっており、日本は全く優位とはいえない。
 今後は、誠実に信頼関係を作り上げること、○○第一主義でなく、国際的によいことを考える努力が必要である。今後、若い人には勇気をもって取り組んでいってほしい。

→平和運動