490号(17年6月)

三郷町吾郷地域 婦人会の活動(島根県)

島根県
田儀セツ子会長

 島根県美郷町吾郷地域は、全国の中山間地域と同様、過疎化と少子高齢化が深刻な町ですが、鳥獣害対策として駆除に取り組むとともに、イノシシの有効利用として「おおち山くじら」の商標で地域ブランド化を実現しました。
 中山間地域で深刻な被害を及ぼしているのは主にサルとイノシシです。
婦人会員は90人。平成18年度、「百歳でも楽しめる畑」と題した勉強会を開催し、婦人会員だけでなく地域住民の皆さんにも参加していただきました。
 素晴らしい講師との出会いをきっかけに、駆除についてもっと勉強したいと、「青空サロン」と名づけた鳥獣害に強い畑を作る取り組みが始まりました。農作業の力仕事は男性が、畑仕事は婦人会員、そしてその旦那さんも集まり、地域の結束が強まります。地域の直売所、憩いの場として、婦人会の勉強の場として青空サロンはあります。
 やっかいものを地域のお宝に!と、住民、婦人会、役場、鳥獣害の専門家が緊密に連携しています。猟友会に依存するのでなく、農家自らが狩猟免許を取得して駆除にあたります。
 廃校となった学校の給食室を改修し、捕獲されたイノシシを食肉として加工。なめした皮は婦人会で革製品作り。町ぐるみでイノシシに向き合っています。行政や県婦連からの補助金は一切なく、売り上げを運営に回しています。
 これらの皮製品や缶詰肉は、10月の全国大会会場(島根県松江市)で、販売します。ぜひご覧ください。

おおち山くじらの製品
→地域活動