490号(17年6月)

石川県女性県政会議 加賀地区の研究発表(石川県)

石川県
能木場由紀子会長

 石川県女性県政会議は、1955(昭和30)年、石川県婦人団体協議会結成
10周年記念大会で、当時の県知事と「婦人と政治」についてディスカッションがあり、この大会をきっかけに、翌年から開始。その後も女性のエンパワーメントを高めるため、毎年1回、現在まで続いている事業です。
 石川県内を4ブロックに分け、各地区で研究課題1問・一般課題4問を、知事以下、県庁各部局長、課長出席のもと、県への要望や提言をし、回答をいただくものです。
 平成26年度に行われた、加賀地区での研究発表を紹介します。
 婦人会員の減少に悩み、話し合ってきましたが有効な手段は見つからず、そもそも、減少しているのは婦人会員だけなのか。そう考えた加賀市女性協議会では、加賀市の人口減少の実態について学習し、その成果を石川県に提言しました。

人口減に危機感

 アンケート結果から、ふるさと加賀市に愛着を持ち、加賀市に住み続けていきたいが、今のままでは若者が加賀市を離れていかざるを得ないと感じている人が多いことが分かりました。統計から見えてきた加賀市は、確実に人口が減っていく。危機感を持って今から対処しなければならないことが分かりました。
 自然動態の出生を増やし、社会動態の転出者を減らすために、石川県のお隣、福井県の若者を応援する取り組み(通称:若チャレ)を学び、敦賀市の子育てステーションの見学や、高校の親子交流授業などを見学しました。
 また、加賀市長と語る会を開催。若年層の他市・他県への流出が多く、これを防ぐには、子どもから高齢者まで安心して暮らせるサポートが必要です。こうして決して婦人会員ばかりが減少しているのではないことが分かりました。
 折しも2040年消滅都市の報道がありましたが、地方の小さな婦人会でできることは、人と人のつながりを大切に、細くてもよい、この糸を切らないことが求められていると感じた学習となったとのことでした。

→地域活動