486号(17年2月)

イクボス・温(あった)かボス宣言(長野県)

長野県会長 中條智子

共同宣言書を持つ中條智子会長
(右から4人目)と阿部守一知事(中央)

 長野県の「イクボス・温(あった)かボス宣言」とは、企業、団体、教育機関、NPO、行政等の事業者や管理職等が、従業員や部下の仕事と子育て・介護の両立支援を「イクボス・温かボス宣言」として宣言し、職場におけるワーク・ライフ・バランスや多様な働き方の推進等に取り組むことです。

 長野県のイクボス・温かボス創出プロジェクトは、長野県において、「人口定着・確かな暮らし実現会議」を開催し、長野県が取り組んでいる「しあわせ信州創造プラン」のうち、人口がなるべく減らないようにするための取り組みや、人
口が減ってしまっても地域が元気でいられるようにする取り組みとして、「長野県人口定着・確かな暮らし実現総合戦略」を作成しました。

子育ての社会化目指す

 その総合戦略を作る会議の中で、平成27年8月、長野県連合婦人会では、産・官・学・民の総力で取り組む子育て支援ということで、「夫の家事・育児への参加促進」が重要とのデータを基に、夫の家事・育児時間が長いほど、第2子以降の出生の割合が高くなっていることから、「子育ての社会化」を目指して子育て支援プラットフォーム構築事業を提案しました。
 この提案のひとつに「イクボス・温かボス宣言」があり、これならすぐ取り組めるということで、県が全面的にバックアップをすることとなり、官民協働のプロジェクトを立ち上げることができました。
 こうした育児と介護を加えた温かボス宣言は、全国的に初の試みです。

信州型安心介護と子育ての社会づくり

 このプロジェクトは、長野県における子育て・介護と仕事の両立ができる職場環境の整備と新たな形の「ケアの社会化」を目指し、男性も女性も安心して働くことができ、若い世代の結婚と出産・子育ての希望が実現
できる「信州型安心介護と子育ての社会づくり」を目的としています。

 今年の1月30日現在、長野県連合婦人会で受理したイクボス・温かボス宣言者は、1776人になりました。

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