482号(16年10月)

広がれ、こども食堂の輪!全国ツアー キックオフイベント

 広がる子どもの貧困に心を痛め、何か手伝いたいがどうしたらよいか分からない。教育は大切だけれど、勉強を教える自信はない。そんな中で、「これならできるかも」と「こども食堂」の取り組みは全国的に広がりを見せています。9月28日に新宿区で開催された「広がれ、こども食堂の輪!全国ツアー」のキックオフイベントには150人が参加しました。

主催者の栗原知絵子さん

 現在こども食堂に取り組んでいるのは、ボランティア活動や子どもをめぐる問題に強い関心のある人たちにとどまっているのも事実です。
 この「全国ツアー」は、こども食堂の輪を、「一部の関心のある人の取り組み」から「地域住民の誰もが理解し、関わっていける取り組み」へ広げて、全国各地で支援者の輪を広げることを目指しています。
 「貧困家庭の子ばかり集めるなんて、子どもがかわいそう」「親の責任。他人が介入すべきでない」といった声もまだまだありますが、大事なことは、子どもが一人ぼっちで食事をとるという孤食を防ぎ、いろいろな人の価値観に触れながら「だんらん」を提供することです。
 第1部で、実行委員代表のNPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事長の栗林知絵子さんは、「こども食堂はただ食事を提供するだけの場所ではなく、その地域の子どもたちが安心して生活し、豊かに成長できる『居場所』でもあるのです」と話され、全国ツアーの開始を宣言しました。
 第2部では、各地のこども食堂の現状を聞きました。条件・制限を設けず、世代を超え、誰でも気軽に来られる交流の場にすることで、苦しんでいる子どもたちにこども食堂の存在を知らせることが大切です。
 若いお母さんには、人生の先輩から子育てのアドバイスを受けたり、お年寄りから教わったり、こども食堂は人生相談や学習支援の場にもなります。
 制度や支援は一つではありません。個人や一団体では解決が難しい課題にも、支援者が連携することで支援の輪も広がるのです。

 こども食堂を手伝いたい人、こども食堂を開きたい人は左記のホームページをご覧ください。
http://kodomoshokudou-network.com/

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