481号(16年9月)

熊本地震のお見舞い金を届けました

東家熊本県会長に目録を手渡す柿沼会長

 8月9日、全国の皆さまからお預かりした熊本地震へのお見舞金、総額2568万5900円をお届けに、全地婦連の柿沼トミ子会長が熊本県地域婦人会連絡協議会を訪問しました。現在、熊本県地婦連では、皆さまから寄せられた温かいお見舞金を有効に活かしたいと、話し合いをしています。

14日に前震、16日に本震という特異性

 熊本県では、4月14日の前震、16日の本震で大変大きな被害がありました。その中でも特に大きな被害のあった益城町の冨田セツコ県副会長、小国町の木田増美会長、南阿蘇村の工藤明美会長から、被害状況や避難中の苦皆話などをうかがうことができました。
 14日の地震では被害が大きかったものの、家の片付けを急ぎ、避難所の狭さや環境の厳しさに、15日の夜は自宅に戻っていた方も多かったとのことです。
 そこに16日未明に本震が襲ったことは、大きなショックでした。特に、14日夜の地震が本震で、「この後は、あれ以上の余震は起こらない」と信じていた人が多かったとのお話に、今回の熊本地震の特異さが分かります。
 それでも2回の地震とも夜であったので、観光地や繁華街での被害が最小限に抑えられたのは不幸中の幸い、との話も耳にしました。

学習会では台風災害を想定

 熊本県では、毎年熱心に防災学習会に取り組み、非常持ち出し袋の重要性も学んでいたものの、大きな災害は台風を想定しており、突然起こる地震への心構えがなかったとの反省も聞かれました。
 指定の避難所への道が閉ざされた場合、どうすればばいいのか分からず大変混乱した場所もあったとのことでした。また、避難所自体、障害のある方への配慮が全くされていなかったとの指摘もありました。当初はおにぎりを受け取るのに3時間並び、その後にトイレでまた2時間並ぶという状態だったとのお話は、想像以上の過酷な状況を物語っています。
 また、その後、プッシュ型の支援で政府からたくさんの支援品が入ったことで、かえっていち早く販売を再開した店舗の商品が売れないという事態も起こっていることや、仮設住宅に地域ぐるみで入れないこと、解体も建築費も高騰している上に人手不足で、復興までの道のりは厳しいとのことでした。
 益城町などでは現在も、婦人会で集まりたくても会場が全くない状態で、苦労されています。

被災者を“お客さま”にしない

被災後の熊本城

 災害が起きた直後は家族で、次は近隣の人たちでと、その後は組織的な支援が提供されるという流れを実感し、今後の婦人会のボランティア活動についていろいろ考えたと聞きました。
 それに加え、避難者が主体的に避難所運営に関わることの大切さを実感したものの、その状祝を作りだすのには大きなエネルギーが必要だったとのこと。「被災者をお客さまにしない」という言葉が印象的でした。
 熊本空港から益城町を通って熊本市に入りました。一応道はきれいにされているものの、その脇では完全に崩れたままの家屋や、大きく傾いたビルがまだそのまま手つかずだったり、危険な状態であることにかわりはありませんでした。熊本城周辺もつい最近まで閉鎖されていた道が多かったとのことで、大きく崩れた石垣の姿には本当に胸が詰まりました。
 まだまだ余震が完全におさまらない中で、10月31日と11月1日に九州ブロック会議開催を決断された熊本県の皆さまに心より感謝を申し上げ、お別れしました。

株式会社ちふれ化粧品からは5月に、熊本地震の被災地へ、ちふれスターセットなどの支援物資寄贈の申し出を受けました。
 このほど被災地の配布態勢が整い、8月31日に届けていただきました。

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