480号(16年8月)

独立行政法人 農畜産業振興機構と
消費者代表の現地意見交換会

伊勢崎市の下山牧場で

埼玉県婦連 会計 小西 宣子

 7月25日、独立行政法人農畜産業振興機構と消費者代表の現地意見交換会が開かれ、群馬県佐波伊勢崎農業協同組合と組合管内の肉用牛生産者を訪問しました。
 過ごしやすい天気に恵まれ現地意見交換会(畜産)には、埼玉県婦連から2人が参加しました。
 東京駅に集合し、バスで群馬県の伊勢崎市に向かいました。車中ではDVDを見ながら機構の担当者の説明があり、牛肉の高騰は子牛が足りないからだと理解しました。
繁殖牛が66頭いました
 子牛を増やす技術が進歩し、ホルスタインのお腹に受精卵を移植し、和牛を産ませると知り、大きなショックを受けました。
 安全でおいしい肉を求める消費者と、安定した収入を得たい生産者がうまく循環するのが理想です。
 約2時間で肉用牛を生産している下山牧場に到着。田園地帯で広いけれど、周りには民家もあります。靴の上からブーツカバーを履いて見学です。
 牧場は下山さんご夫婦と職員の3人で経営しています。飼育には設備投資が必要なこと、出荷するまでに数年かかること、酪農から肉用牛繁殖経営に切り替えたことを聴きました。現在66頭いるという牛に対し、愛情あふれる飼育の様子も見学しました。牛舎には穏やかな目をした黒毛牛、子牛がたくさんいます。
 飼料トウモロコシ、イタリアンライグラス、稲わらなど、自給飼料も作っているそうで、大きな機械が何台もありました。多くの人のさまざまな取り組みで、消費者がおいしい肉を口にできることに感謝します。
 午後はJA佐波伊勢崎に移動し、意見交換会です。機構やJAの担当者から経営対策、増頭対策、群馬県下の肉用牛生産の概況や取り組みなどを聴きました。よい肉を作ればTPPも怖くない、収益の出る経営なら、後継者も出てくるだろうと明るい話もあり、有意義な交換会でした。「肉の駅」で上州牛を買い、帰路につきました。
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