479号(16年7月)

女性の視点生かし防災手帳をリニューアル(静岡市)

新しい防災手帳を手に深津弘子会長

 私たちの婦人会は今年70周年という節目を迎えました。戦後混乱期の1946(昭和21)年5月に、広瀬よし子初代会長が女性の地位向上を願い、静岡市婦人連盟(のちに改称)を立ち上げました。歴代会長をはじめ先輩方の培った歴史と責任を痛感し、誇りをもって活動に励んでいます。
 1976年(昭和51)年8月、「静岡県を中心とする東海地震はいつ起きてもおかしくない」という東海地震説が発表されました。これが大きな社会問題となり2年後の1978年に大震法が施行され、静岡県も東海地震対策が強化されるようになりました。
 各自治会に自主防災もでき、避難訓練も毎年大規模に行われています。しかしこの防災対策にも課題がたくさんあります。避難所運営や物資の配布、更衣室やトイレの配置などに女性の視点を反映させなくてはいけません。
 今を生きる私たちには何ができるのだろうと考えた時、ソフト面からの防災対策に取り組むことができると考えました。何十年も前に作られた防災手帳を、女性の視点をふまえた内容にリニューアルし、地震への備えを促す必要があると考えました。
 そこで婦人会の70周年記念も兼ね、防災手帳を作製し配布することにしました。
 「まず、命。自分の身は自分で守る。一人ひとりの防災力強化」を重点に、(1)地震から身を守る心得10カ条(2)避難持出品を準備しよう(3)家庭で防災について話し合おう(4)いざというときのために覚えておきたい応急手当(5)緊急連絡先(6)わが家の防災メモ――などが主な内容です。防災手帳をハンドバッグなどに入れて、いつも身に付け、お守り替わりとなるようにと願って配布します。
 地域社会の一員として、実践活動を通して地域のニーズを把握し、地域に根差した活動を続けていきたいと思います。