478号(16年6月)

地域活動ニュース(岡山)

地元のそばが人気。
大勢の人で賑わうなっちゃん市

 私たちが住む水内地区は岡山県総社市の一番北に位置し、高梁川の清流と山に囲まれたのどかな地域です。
 伝統ある維新小学校も全校生徒が23人という、少子高齢化の進んだ地域ですが、市は空き家を提供して積極的に他県から移住者を受け入れ、定住者を増やす取り組みに力を入れています。
 私たち水内地区婦人会は他団体と一緒に水内地区の中心部に古民家を借り、そこを「なっちゃん家」と名付け、地域住民と移住者が交流を深めることができる場所を提供しています。
 なっちゃん家の由来は、この民家の持ち主の方のお名前「なつさん」から由来しており、水内地区の婦人会員でした。
 なっちゃん家では、それぞれの団体が得意なものを持ち寄ったり、地域住民が作った新鮮な野菜や古着を販売したりする「なっちゃん市」を毎月第4土曜日に開催しています。
 婦人会は、おこわやお寿司、草餅など、地元でとれた季節の食材を使用した食事を提供しています。なかでも地元のそば粉で打つそばは大人気で、市には赤ちゃんからお年寄りまで、移住者も含む幅広い世代が集まり「おばあちゃん元気?」「よう(よく)来たなあ(来たね)」などの会話が笑顔で飛び交います。その何気ない会話が私たちを元気づけ、より一層「喜んでもらえるものを作ろう!」と、活力の源となっているのです。
 ここでは販売や食事をともにするだけでなく、移住者からの相談にのることもあれば地域行事の由来を伝授したりなど、移住者を孤立させることなく安心して暮らしてもらえるよう支援する仕組みができています。
 少子高齢化はますます進みますが、このなっちゃん家によって移住者のみなさんとともに、活力あふれる地域づくりの構築を目指していきます。

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