476号(16年4月)

おいしいふくい 食べきり運動の広がり(福井)

食べきりから水切りへ

福井県副会長 宮脇美恵子

紙芝居で「食べ残しはもったいない」
ダンス「食べきり運動のうた」

 福井県の「おいしいふくい食べきり運動」については、「全地婦連」(2014年3月号)で紹介しましたが、あれから2年、現在の取り組みの様子をうかがうと、“食べきりから水切りへ”の報告が届きました。

 園児らのきらきらしたまなざしの中で、紙芝居がスタートしました。「おばあちゃん、お腹減ったね。おやつ食べたいな、でも花子、我慢する。お母さんが作ってくれるカレーライス、全部食べるから」
 保育園を訪問し、園児に話しかけているのは、福井県連合婦人会から運動推進員の委嘱を受けた地元の婦人会員です。「寸劇」「紙芝居」「ダンス」を通して、次世代を担う園児に、「食べ物を残すのはもったいない」と伝えています。これまでに訪問した保育園は、平成25年度は13園、26年度は50園、27年度は30園になりました。
 その他に、運動推進員が地域イベントへ出向き、啓発ちらしとグッズを配布し、食事を食べきる、無駄な買い物をしない等、食品廃棄物の減量を推進してきました。これまでに出向いたイベントは、25年度は101回、26年度は141回、27年度は106回になりました。
 イベントでは食品廃棄物についてのアンケート調査も実施し、回答者は、25年度2187人、26年度3263人、27年度3604人でした。アンケート調査の集計結果を分析し、婦人会の広報紙等で広く周知しています。
 忘年会や新年会のシーズンには企業に出向き、宴会での食べ残しを減らすための注意事項を、ちらしにして配布しました。このような活動の結果、「おいしいふくい食べきり運動」は県民の約6割が知る運動になりました。
 昨年、福井県で開催された3R推進全国大会で婦人会は、特別発表「食べきり寸劇」の披露、活動状況の写真、アンケート調査結果のパネル展示などを行いました。
 さらに27年度からは、ちふれ化粧品の水切りネットを配布し「生ごみを捨てる前にもうひと絞り」を実践するごみの減量運動も始めています。
 県からの委託を受けて3年、婦人会が推進している普及啓発は、全国的な食品廃棄物の削減運動に一石を投じています。
 これからもさまざまな方法で、幅広い世代にこの運動を拡大していきます。

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