474号(16年2月)

安全・安心・環境・健康の基本しっかり 日清製粉鶴見工場見学記

川崎市会長 青木恵美子

  日清製粉鶴見工場見学の案内には、「世界で初めて免震装置を搭載した日本最大の製粉工場」とあり、しかも川崎市内という身近さに、ぜひとの思いで参加しました。見学は一般社団法人全国消費者団体連絡会主催の企画で、総勢10人ほどが参加しました。

安全と清潔第一で工場内へ
 工場の紹介、概略の説明を聞いてから、工場内各所を2班に分かれて見学しました。さすが食品を扱う工場だけあって、当然ながら清潔感がうかがえました。
 日本の小麦消費量は国内産11%、89%は輸入でまかなわれています。原料輸送は海運利用のため、5万トン級の貨物船が接岸できる専用ふ頭があり、船で運ばれた小麦は屹立した何本ものサイロに収蔵。原料タンクを経て最先端技術の結晶である製粉ライン=Gミル=へと流れます。工場内の清浄度向上のための微陽圧空調システム、省エネ、トレーサビリティーなどで最新の技術が集結され、高品質な小麦粉をより効率的に生産する工程に、ひたすら感心しました。
専用ふ頭のサイロ群
 オートメーション化された工場内は人影もまばらで、「安心・安全」「環境」「健康」の基本がしっかりと守られているのを一層強く感じました。
 最終段階の品質管理センターでは、常に製品を分析し基礎データの収集など、これらの努力の上に私たちが無意識に食べている小麦粉の生い立ちがあることを知り、安心安全の太鼓判を押された思いでした。
 食料を扱うため衛生面では技術的にも細心の注意が払われ、災害時の補給食料としての保管、管理への対処、大型地震に対して工場内各所は補強され、危機管理上も十分な対策がなされているとのことでした。
 安心安全度を確認し、見学終了後の意見交流会では、どんな質問にも誠意ある回答と対処を約束された見学会でした。
 日清製粉株式会社の社是「信を万事の本と為す」の創業者正田貞一郎氏の強い理念に裏打ちされた経営方針に、胸に響くものを感じつつ帰途につきました。
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