474号(16年2月)

東京地婦連のブロック会議2015 高齢者・平和問題に特化

介護付き有料老人ホーム 舞浜倶楽部見学記
東京都理事 梨洋子

舞浜倶楽部の説明を受ける一行
タッチケアを体験中

 東京地婦連では「地域の力で未来を拓く」をテーマに、さまざまな課題に取り組んでいます。今年度は高齢者・平和問題に特化し、昨年12月10日「ブロック会議2015」として、介護付き有料老人ホーム「舞浜倶楽部・新浦安フォーラム」の施設見学とセミナーを実施、また、江東区北砂の「東京大空襲・戦災資料センター」を見学しました。
 ロシアのエルミタージュ美術館を模したホームの外観は、一般的な老人ホームと異なってそのモダンさがとても印象的でした。薬液のうがいと手洗いを済ませ、研修センター室で“スウェーデンケア”の概要と理念を聞きました。現在75人が入居し、平均年齢89歳、自立4人、要介護2と3が一番多く、90歳以上が23人。女性8に対し、男性2の割合だそうです。

看取りケアを実践

 まず感銘を受けたのは、ここでは要介護になっても居室をわが家として最期を迎えられる「看取りケア」を実践していることでした。従って、看護は24時間態勢、医療の依存度・介護の必要度が高い場合でも受け入れているなど、介護の質の高さです。
 昨今は病気になると提携病院に入院させ、退院したら自分の居室がない、看取りケアをしない老人ホームが多いと聞いているので、このホームの福祉理念の高さを感じました。
 個室や入浴場、食事室などの見学をした後、初めて見る琴のようなスウェーデンの楽器を使って「ブンネ・メソッド」も体験しました。また、痛みの緩和や睡眠の改善効果があるという、タッチケアの体験もしました。
 次の見学先に向う車中で見た入居料金表には、私の財布とは到底折り合いが付け難い額に思わずため息。しかし、国の施策が在宅介護へとシフトした今、やむなく有料の施設へと需要は高まるでしょう。高齢化の中、ホームの選択肢が多いことは好ましく、同時に介護の質の高さも重要。さらに入居費用の問題など、老後の課題の多さを思いつつ、次の東京大空襲・戦災資料センターに向かいました。

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