468号(15年8月)

城断層地震 その後の報告

長野県大北連合婦人会 会長 中村実福子
白馬村三日市場の倒壊した家屋=写真提供「大糸タイムス」

 昨年11月22日夜10時過ぎ、白馬・小谷の両村を激しい地震が襲いました。あまりの揺れの大きさになすすべもありませんでした。
 翌23日、被害の詳細もわからぬまま、私たち婦人会は昼食に間に合わせようと、炊き出しをはじめました。とにかく温かいものをと、持ち寄りの材料で味噌汁とおにぎりの用意にかかりました。
 婦人会という母体がなかったら、こうした突然の出来事に対処できなかっただろう、こんなにスムーズに事が運ばなかっただろうと思いました。
 多くの皆さんから支援物資が届き、励まし、応援していただきました。日がたつにつれ、被災状況が明らかになってきましたが、新聞の号外や報道など、目にする余裕などなく、ひたすら調理に追われる日々でした。被災者の受け入れ施設(ホテルなど)が決まり、炊き出しも終わりました。同時に雪が降り始め、冬将軍到来です。年末までに仮設住宅が完成し、被災者は何回目かの引っ越しとなりました。
 一月半ば「ものづくり(まゆ玉)」を計画しました。被災地のみなさんと一緒に作ってもらうつもりでしたが、お天気が良かったので自宅を心配して帰られました。急きょ人を集めて作り、枝にさして飾り、仮設住宅に届けました。
 5月になると雪解けとともに農作業が始まりますが、被災地は水を張ることができず、休耕です。
 道路の補修も急ピッチで進み、家屋の片づけも順番に回っています。現在は取り壊された跡が、地区内に目立っています。なんとか生活基盤の建て直しに頑張っています。
 このたびの被災に対し、ご支援をいただき、心から感謝し、お礼を申し上げます。復旧には未だ遠い道程ですが、私たち婦人会も前へ進む努力を続けてまいります。