462号(15年2月)

光サービスの乗り換えに注意してください

あなたのところは大丈夫?
苦情が多く寄せられています

 会員の皆さんのご自宅の電話やインターネット回線は、昔からの固定回線ですか、それとも光サービス(FTTH)あるいはケーブルテレビ回線などでしょうか。
 2月1日から、NTT東日本とNTT西日本の光サービスの「卸売」が開始されました。光サービスでは、これまでも口頭契約による利用者の意思確認の不徹底、契約解除料・期間拘束の説明がない、不要なオプションがつけられていた等の苦情・相談が各地の消費生活センターに寄せられています。
 今回、卸売の提供を受けた多くの事業者によって、猛烈な販売合戦が繰り広げられ、すでに自宅に勧誘電話がかかってきたと、たくさんの方から報告を受けています。電話で簡単に説明を受けてもさっと理解できる内容ではなく、料金の安さだけが強調されて回線の乗り換えをすると、かえって不都合がでることもあります。
 体験者の方は次のように語ってくれました。「言いたいことは山ほどありますが、一つだけ例をあげます。初期工事費はかからないと説明を受け、切り替えをすることにして工事をしてもらった。工事担当者に『無料ですよね』と確認したところ、30カ月(2年半)契約を継続することが条件で、それ以前に解約すると解約金を取られる、と告げられました。事前には何の説明もなく、確認しなければ分からないままでした。配られたたくさんの宣伝資料や小さい文字の説明書。それらを丹念に調べていくと、確かに解約金のことが書いてありました。詐欺だと思わざるを得ない勧誘でした」

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 すでに光回線を利用している場合は、あらためて工事をする必要はありません。口頭で契約できてしまい、気づいたときは後の祭りということもありますので、電話勧誘や訪問販売には慎重に対応しましょう。

確認のポイント
(1)  サービス提供者がNTT東西から変更になります。電話では、あたかもNTTや今契約しているプロバイダーからの電話であるかのような誤認を与えるトークがされるかもしれません。また、テレビなどのオプションサービスは引き続きNTT東西から提供される場合もあり、複雑なケースもあります。
(2)  今のプロバイダーに契約解除の申し込みが必要なケースがあります。その場合は、通常は契約解除料が発生します。会社によって異なりますが、5000円程度のことが多いようです。勧誘の人はそこまで親切に教えてくれない場合があります。
(3)  サービスの乗換えにより、メールアドレスが変更になることがあります。
(4)  サービスの乗換えが完了すると、「やっぱりNTTのサービスに戻りたい」「やっぱり別の事業者のサービスがいい」となったときに、厄介なことが発生します。乗換え完了後はその乗換え先の事業者と契約した状態になるので、NTTに戻るのも、別の事業者にいくのも、その契約を解除して、新たに別の契約をすることになります。したがって契約解除料が発生したり、電話番号が変わったり、工事が発生したりすることがあります。