457号(14年9月)

「8月6日、広島市で開催された2014年原水爆禁止世界大会で
柿沼トミ子会長が連帯の挨拶をしました

 今年も8月2日から9日まで原水爆禁止世界大会が、「核兵器のない平和で公正な世界のために」をテーマに、広島と長崎で開催されました。全地婦連の柿沼トミ子会長は、8月6日、広島市の広島県立総合体育館で開催された広島閉会総会に出席し、連帯の挨拶を次のように述べました。

「平和の尊さを子どもたちにきちんと教え伝えてゆかなければなりません」と、柿沼トミ子会長

 今年も暑い夏がやってきました。ここ、広島には、今大会のテーマ「核兵器のない平和で公正な社会のために」の下に、会場内は世界中から参集した方々の熱気に満ちております。皆さまの「核兵器のない世界を実現するのだ」という確固たる願いに賛同し、私は連帯の挨拶をさせていただきます。
 広島・長崎への原爆投下によって、約21万人の尊い命が奪われてから早や69年というときを数えます。
 全国地域婦人団体連絡協議会では、1954年6月の第2回全国大会において、「原子兵器の製造、実験、使用の禁止、原子力の国際管理と平和利用について、全世界に訴える運動を、全国地域婦人一丸となり、推進すること」を決議いたしました。
 1978年5月にニューヨークで開催された第1回国連軍縮特別総会へは、532万人という多くの署名を携えて大友よふ会長と会員が参加しました。
 以来、私たちは「子どもたちに核兵器のない未来を」をスローガンに、署名活動を展開し、本年の第62回全国地域婦人団体研究大会まで決議を重ね、核兵器のない平和で公平な社会を目指して、これまで行動してまいりました。
 生命を生み育てる女性にとって平和は不可欠です。平和なくして人類の真の幸福はありません。平和は自らの手で築くという認識のもと、「ヒロシマ・ナガサキの悲劇」を風化させることなく、世界中に伝え続けてゆかねばなりません。
 改めて感じることは、日本は世界で唯一の原子爆弾を投下された被爆国であるという事実です。学校教育の現場でも、この事実とそれによって引き起こされた人類の悲しみ、そして平和の尊さを子どもたちにきちんと教え伝えてゆかなければなりません。
 これから日本の果たすべき役割は、核兵器全面禁止・廃絶の先頭に立つことです。武力行使をもって平和はもたらせません。
 世界平和のために、私たち一人ひとりが、核兵器の非人道性を世界に訴え、この世界大会の輪を子どもからお年寄りまでの幅広い層に、もっともっと広げてゆきましょう。