452号(14年4月)

東日本大震災から3年

 東日本大震災発生後、3年がたちました。復興はまだまだ進まない状況です。国は、大規模自然災害等に対して「強さとしなやかさ」を備えた国土、経済社会システムを構築するという発想が重要と、国土強靭化基本法を制定し、政策大綱を2013年12月17日に制定しました。今後、大綱に合わせ基本計画を策定することとなっています。全地婦連では今後、国の強靭化政策に対し、地域の声を届ける役割を果たすべく、働きかけを始めました。3月11日には国の慰霊式とともに岩手、宮城、福島の3県でも、それぞれ慰霊式が開催されました。出席された3県の会長に、慰霊式の様子やその日の思いを寄せていただきました。

岩手県・山田町合同追悼式に参列して
岩手県会長 及川公子


東日本大震災津波 岩手県・山田町合同追悼式

 3・11から3年が過ぎました。岩手の死者は5000人以上、行方不明者1000人以上と、大変痛ましい限りです。
 岩手県は今年を「本格復興推進年」とし、「いのちを守り、海と大地と共に生きる ふるさと岩手・三陸の創造」の実現に向け、みんなが努力しています。
 陸前高田市は、居住地の8割が被害に遭っています。木を伐採し山を削り、その土を運ぶベルトコンベアーが「希望の懸け橋」となり、かさ上げ用の土が積み上げられます。
 仮設住宅に入っている会員は、全地婦連はじめ皆さまの支援をいただきながら何とか元気を出して、前向きに暮らそうと頑張っています。「自立をしなければ」と頭では分かっていますが、生活がガラッと変わり、落ち込んでいる会員も中にはいます。
 私たちは5年計画で支援を始めましたが、被災地が活気を取り戻すまでは続けてまいります。

慰霊祭に参列して
宮城県会長 三浦絢子


平成26年東日本大震災東松島市慰霊祭

 平成26年3月11日、あのおぞましい東日本大震災からまる3年!
 東松島市では午後2時30分開式、政府主催の東日本大震災3周年追悼式の中継に合わせて、黙とうを捧げ、国家斉唱ののち、天皇陛下のお言葉をいただき、感激ひとしおであった。
 その後、市の慰霊祭が執り行われ、阿部秀保市長の告示のあと、村井嘉浩知事が次のように追悼の言葉を述べられた。
 「突然の大災害で命を落とされた一千百余名の方がたの無念さは痛恨の極みであり、終生忘れることはできません。心の底から悲しみが湧いてきます。この日を鎮魂の日と定め、風化させることなく後世に伝え、復興につとめていくことを固く誓います」
 遺族や親族、来賓、一般市民は献花ののち深く頭を垂れ、冥福を祈るとともに、生かされた命を大切にして、東松島市の地域の再生に努力することを心より誓った。

復興へ新たな一歩
福島県会長 齋藤幸子


福島県の東日本大震災追悼復興記念式で

 東日本大震災から3年となった11日、県主催の東日本大地震追悼復興祈念式典は福島市の県文化センターで行われた。
 雅楽師・東儀秀樹さんが演奏する中、郡山市出身の女優芦名星さんが高校生の追悼詩を朗読しました。
 佐藤雄平知事は「県民の思いを盛り込み、県内全ての原発廃炉を求めて、原子力に頼らない新しい福島の創造に向けて力強く歩む覚悟」のメッセージを県内外に発信しました。
 第2部は、午後5時30分から「復興のひびき」コンサートが開かれました。雅楽演奏家の東儀秀樹さん、ピアニスト西村由紀江さん、歌手大島花子さん、福大管弦楽団、高校生合唱部ほかの出演で、フィナレーには県再生に向けて復興支援ソング「花は咲く」の大合唱で終了しました。

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 震災関連死者3498人、行方不明者4人。現在も県内外で13万5000人(26・2・28現在)が、不自由な避難生活を送っています。