451号(14年3月)

女性の視点から見た災害と防災対策(香川県)

南海トラフ巨大地震へむけて
高松市婦人団体連絡協議会事務局長 吉田静子

 東日本大震災から3年が過ぎました。私たち高松市婦人団体連絡協議会は女性の視点から見た災害と防災対策、性差に配慮した避難所、生活環境のあり方について研修するため、高松市婦連女性防災会議を立ち上げ、行政や大学の防災研究センターなどのアドバイスのもと、(1)会場班(2)食事・物資班(3)心と体の健康ケア班(4)総務班 ―― で研修を重ねてきました。

窮地での実質的リーダーは女性

 昨年11月には視察研修で岩手県陸前高田市へ行き、陸前高田市地域女性団体協議会の皆さんと交流会を持ちました。
 そこで生々しい体験談や、刻々と変化する状況に対応を迫られる避難所の管理運営のことなど、貴重な情報を得ることもできました。
 陸前高田市ではかねてから、近い将来「大津波が来る」と予測されていたので、「自主防災組織を作り、避難訓練も実施していたけれど、津波は想定以上に巨大で、なす術もなかった」とのお話でした。
 また被災時の避難所では瞬時にリーダーを決めて当番制を組み、食料を求め命をつながなければならず、陸前高田市ではその窮地での実質的なリーダーは女性であったようです。

防災フェア開催

 私たち女性がこうした災害時に活動するために研さんを積むことの意義を強く感じ、さらにいざとなれば組織であろうがなかろうが、男性、女性に関わらず、やれることをやれる人でやって命を守らなければならないということも学びました。
 そこでまず、学習内容の実施訓練として、香川県婦人団体連絡協議会の生活文化展で「防災フェア」を開催し、連携団体の災害時におけるライフラインの対処法や、食事・物資班の炊き出しや、避難所づくりの具体的な方法を提案しました。

知恵と情報生かし

四国でも南海トラフ最大級の地震が予測されています。陸前高田市への視察交流で得た情報や、あの荒涼とした風景を忘れることなく、地域の防災対策や避難所運営に生かしていきたいと思います。


生活文化展では「防災フェア」を開催

食事・物資班の「炊き出し」