451号(14年3月)

おいしいふくい 食べきり運動推進事業(福井県)

福井県連合婦人会副会長 宮脇美恵子

全件的な運動展開へ 福井県が業務委託

 福井県では食品廃棄物の削減や食事を楽しみ食材を無駄にしない生活の定着を目指して、平成18(2006)年度から「おいしいふくい食べきり運動」を推進してきましたが、県民運動に発展していません。そこで本年度、県内13市町に地域組織を抱え、地域・くらしの視点に立った活動をしている福井県連合婦人会に、「婦人会の事業や市町のイベントなどで食べきり運動の普及啓発を行い、食品ロス削減の意識向上を図り、全県的な運動として定着させほしい」と委託依頼がありました。

年間130件の活動全件的な広がりへ

 県連婦ではこの事業の推進には市町で活動の中心になる人材が必要と、市町婦人会にこうした問題に関心のある会員の推薦をお願いして、事業の趣旨を話し、食品ロスなどの学習会に参加していただきました。
 受講者70人には、運動推進員としての委嘱状と活動時に着用するキャラクター入りTシャツを支給し、昨年6月11日に活動がスタートしました。

寸劇を活用してアンケート調査

 福井県との委託業務内容は5項目です。

(1)  食べきり運動の啓発運動では、会員に食べきり運動の周知と実践を促し、各地域で開催されるイベントで、啓発グッズやちらしを配り、寸劇を活用して、食品ロス削減を呼びかけました。特に食事の食べ残しや冷蔵庫の管理などを取り入れた10分程度の寸劇は、会場の対象者に合わせて内容を変えて上演し、好評でした。
アンケート調査も実施し、2187人から協力が得られました。このデータは今後の運動に活用します。
(2)  ドギーバッグを使って、食べ残した料理を持ち帰る体験モニターを実施しました。バッグを使用したアンケート調査も今後の運動に生かしていきます。
(3)  子どもたちへの食べきり運動の普及では、14カ所の保育所を訪問、寸劇で日常生活の中で食べ物を残さないことが食品ロス削減になると呼びかけました。これも好評でした。
(4)  食材使い切りの料理講習会では、食材を無駄にしない使い切り料理講習会を開催しました。
(5)  広報活動では、中部ブロック大会でたべきり運動の活動を説明し、ちらし、啓発グッズを配布しました。「県連婦たより」では、アンケート調査の結果などの特集を組み、掲載しました。

食品ロスの削減を訴える、寸劇の舞台。よしもと調で会場は大爆笑

クイズに答えて「おいしいふくい食べきり運動」を=8月25日、嶺南リーダー研修会

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 今年度1年間、おいしいふくい食べきり運動の推進員が130件近くの活動を行いました。
 このようにして、おいしいふくい食べきり運動は全県的に広がり、目に見える形になってきたところです。