447号(13年11月)

東日本大震災の被災地訪問

心身尽くして被災者支援
辛苦の中 行動起こす

愛知県地域婦人団体連絡協議会 西山 妙子

 愛知県地婦連の役員、理事、事務局員の総勢8人は、10月の全国大会参加に合わせて6日から7日まで、東日本大震災被災地の宮城県仙台市、名取市、福島県いわき市を訪問しました。

 仙台空港から語り部タクシーの運転手さんに案内をお願いして、閖上地区、荒浜地区などを視察しました。果てしなく広がる荒涼とした原っぱのあちこちに、土台だけが残された土地に供えられている花や線香の残骸に、この地でとてつもなく多くの命が失われたことを実感し、言葉を失いました。
 初めて足を踏み入れる被災地の様子に、参加者全員がこれまでの報道などで知っていた情報以上の苦難、問題が山積みになっている現実を知りました。
 いわき市地域婦人会連絡協議会との交流会には、お忙しい中を斉藤七重会長はじめ市内の各地区から7人が参加され、震災当時からのお話をうかがいました。
 「3・11の震災も大変でしたが、1カ月後の4・11の直下型地震が来たときはもっと大変だった」との言葉に、すっかり記憶からなくなっていた余震の被害に、忘れていたことに申し訳なさを感じました。
 津波の被害はなかったものの2回の大きな揺れで家の中はひどい状況であるのに、沿岸部からの避難者支援に駆け回り、心身を尽くされた様子に驚きとともに深く聞き入りました。
 愛知県でも東海地震に備え、40年以上も前から学校や地域で避難訓練を繰り返してきましたが、年月とともに惰性で参加してきた部分も否めませんでした。
 近年、南海トラフを震源とする巨大地震が危惧されています。初めて東日本大震災の被災地を訪れてこうしたお話を聞きながら、果たして自分たちも婦人会員として同じように地域に貢献することができるのか、不安を感じたのは正直なところです。
 その時の状況でやらざるを得ないとはいえ、艱難辛苦の中で行動を起こした東北の婦人会会員の皆さまに、あらためて心からの敬意を表したいと感じた被災地訪問でした。


14人の生徒が亡くなった名取市閖上中の鎮魂碑に献花

いわき市で交流会