446号(13年10月)

地域活動ニュース(富山)

日頃の実践を大切に
富山県婦人会


背筋が寒くなった「煙体験」=8月31日、防災学習会

 煙が立ち込め真っ暗な廊下、誘導灯に従って進んだはずが壁にぶつかるばかり。ようやく見つけたドアノブを回すと、なんとそこは最初にいた部屋だった。
 ホテル火災を想定した体験だと思いつつも「このまま出られないのでは?」と不安がよぎる。
 外では私たちの動きがセンサーで確認され、「姿勢を低くして」と声がかかる。床を這い手探りで壁を伝っていくとかろうじて視界が開け、やっと出口にたどりついた。
 「これが本当の火災だったら」と思うと、背筋が寒くなった。
 8月31日、防災学習会で富山県広域消防防災センター(四季防災館)を訪問。富山県の災害の歴史、高齢者や障害のある人の救護の仕方などを学び、地震や強風、消火、煙の体験を行った。知識としては知っているつもりでも、実際は大違い。日頃からさまざまな経験を積んでおくことが必要と感じた。


毛布を使って担架作り

 午後は富山県LPガス協会中村直樹事務局長の講話。学習パンフレットにそってLPガスの特色、災害時の対応などについて学んだ。続いて青森県男女共同参画センターの小山内世喜子副館長を講師に、ワークショップ。男女共同参画の立場から避難所シミュレーションを行った。
 避難者カードの記入にはじまり、DVDやお絵かきソフトを使ってのワーク。東日本大震災を機にはじめられたワークショップは切実感があり、災害時の避難所はどうあるべきか、男女共同参画の視点がいかに大切かを考える機会となった。
 参加者からは、組織での活動を大切に、女性も進んで意見を出すべきだなど、多くの意見が寄せられた。
 県内で起きた高波や集中豪雨の災害でも、婦人会などのネットワークが情報収集や炊き出しの活動に大いに役立ったという。みんなで頑張る日頃の地道な活動を通じ、絆を深めていこうと気持ちを新たにした。