445号(13年9月)

地域活動ニュース(岩手)

女性の強さ、仲間の大切さ、感動することの素晴らしさ
岩手県矢巾町連合会会長 高橋安子



大漁旗の法被を着て、さんさ踊り
 「ここに来る時、新幹線を見ましたよ。久しぶりの電車にみんなすごく感動しました」と、にこやかに開口一番の報告です。午前11時過ぎ、宮古市・山田町・大槌町から30人の皆さんが笑顔で到着されました。待ちわびていた瞬間です。
 震災から2年余り、私たちにできる支援はないものか試行錯誤し、少しの時間でも被災地を離れて楽しい時間を過ごしていただくようにと、「矢巾町女性の絆プロジェクト事業」を企画、昨年は山田町から婦人団体協議会を招待し、たくさんの感動と元気をいただきました。2回目の今年は、夏祭りに一緒に参加して楽しんでもらおうと計画しました。
 昼食のメインには昔からおもてなし料理として欠かせない「小豆餅とくるみ餅」、そして矢巾町産の食材を使って手料理を準備しました。
 歓迎の言葉に続く、各地区の会長さんのご挨拶では、3・11の生々しい報告に涙ぐむ一幕もありました。2時間の昼食交流会は、初めて会ったとは思えないほどうち解けて、元気な笑い声に溢れました。そこで祭りのための「さんさ踊り」の練習です。沿岸の方々も大漁旗で作った法被を着て踊りを披露してくださいました。
 夜7時、いよいよ夏祭りへ参加です。大漁旗や矢巾町の法被を着た総勢70人ほどの踊り隊のパレードには、「町長賞」が授与されました。
 翌日はドクターヘリポートを見学し、何度も何度も再会を約し、それぞれ帰宅の途に着きましたが、彼女たちの笑顔は、私たちに女性の強さ、仲間の大切さ、そして感動することの素晴らしさを教えてくれました。
 来年は沿岸を訪問し、一緒に踊りをとおして笑顔と元気を共有したいと願っている私たちです。


矢巾町の食材を使っておもてなし

ドクターヘリポートの見学

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