445号(13年9月)

「世界をひとつに 平和のつどい」を開催(長野県)

 長野県連合婦人会は毎夏、「世界をひとつに 平和のつどい」を開催し、51年目を迎えます。今年も8月9日に長野市の若里市民文化ホールで、県内から500人が集まり開催しました。

長野県連合婦人会会長 中篠智子


主催者挨拶する
長野県中篠智子会長
 戦争は尊い命と人権を無視する、絶対許すことができない最悪の犯罪です。犠牲になった方々の思いに報いるためにも、平和な世を守り、受け継いでいかなければなりません。
 長野県松本市の映画館で、戦時下の映画「少年H」が公開されました。この映画は、「戦争はある日突然通告されて始まるものではない。じわじわと忍び寄ってくる。それが戦争だ」と、松本市出身の降旗康男監督が訴えています。今を生きる私たちは、この言葉をしっかりかみしめなければと思います。
 戦後、日本は平和憲法を守ってきましたが、国の政治も近年の世界情勢から、国の防衛や憲法の改正など、議論が巻き起こっています。平和憲法を守る中で、国民一人ひとりが現実の時勢に流されることなく、国の行く末を見極めていかなければなりません。このつどいを通して、心を新たに婦人の組織を一層高めていきます。
 つどいでは、信濃毎日新聞社の中馬清福主筆に「平和な地球を子どもたちに渡そう」と題し、講演していただきました。
 以下は、その要旨です。

講演要旨

 平和とは何か、戦争がないことはもちろんだが、外国の軍事の強化やアフリカ難民のことを考えると、争いがなく家族みんなが安心して食べていかれることではないか。
 そして、平和な社会の範囲を広げていくこと。
 しかし、戦争は不条理なことであるので、今なお世界では戦争が起きており、危ない状態が続いている。私たちは真剣に争いの現実を考える時である。
 日本国憲法25条には、「すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する…」とある。この25条がある日本は恵まれている。
 また、13条では「すべての国民は個人として尊重される…」とあるが、個人を個人主義と誤解して受け止め、権利はもらったが身についていない。第一章から第三章の条文はすべてくらしに関係があり、憲法はそのパスポートである。
 また、経済が縮まっていることに危機意識がない。広がる格差、格差と貧困は平和な社会を脅かすものであり、もっと政治に関心をもつことが必要である。婦人会という強い公共の組織活動に期待する。

→「平和運動」のページへ
 →「地域社会」のページへ