445号(13年9月)

全国40カ所で防災学習会(栃木県・愛知県)


主催者挨拶する
清須市山内文江会長
 全地婦連では、今年も全国40カ所で防災学習会の開催を予定しています。8月に開催された栃木県宇都宮市と愛知県清須市の2カ所の学習会の様子をお伝えします。

みずから守る防災U 生きぬく知恵袋
清須市女性の会促進事業アドバイザー 福田一子

 清須市女性の会では、愛知県活動促進事業として「ともに歩む協働社会をめざして」をテーマに、市内の6団体が協働で活動をはじめてから7年目になる。
 昨年から防災を中心に据えた3年計画を立て、初年度の昨年は全国初の水害対応ガイドマップを全戸配布し、理解と普及に努めた。「みずから守る防災1」と題し、2000年に起きた東海豪雨の教訓をDVDと語り部の話から学び、市の防災課職員から逃げ時マップの見方について学んだ。
 今年は「みずから守る防災2 生きぬくための知恵袋」で活動を進めた。8月9日には、食事の知恵袋と題して、子ども会親子によるハイゼックス使用の食事作りと防災クイズを実践学習した。
 8月24日には、「釜石の奇跡」として防災教育に尽力された、群馬大学片田敏孝教授の講演会を開催。先生と清須市とは以前からご縁があり、地域の特徴もよくご存じで、有意義なお話を熱く語られた。特に「災害ごときで命をなくすな」「学校で地域で家庭で大人が命の守り方を、知識でなく背中で教えよ」「津波てんでんこは利己的でなく家族皆の命を守る方法である」の言葉が印象に残った。

LPガス協会の冨田光明さん
 また、LPガス協会の冨田光明さんから「災害時のライフラインとLPガスの活用を考える」のお話があり、機能の特長や災害時の復旧の速度などについて、分かりやすく話された。

3・11震災に学ぶ女性の地域防災
栃木県地域婦人連絡協議会会長 小野ナツ


挨拶をする栃木県小野ナツ会長
 8月27日、栃木県婦人会館で100人が参加して、防災学習会が開催されました。まず、LPガス協会の小林晃技術員が、「知って得するLPガス」と題し、最近のLPガス機器の安全対策や、エネルギーの多様化に関する対策などについて話しました。
 続いて、福島県婦人団体連合会の齋藤幸子会長が、「3・11震災に学ぶ女性の地域防災」と題し、話しました。
 東日本大震災が起きた直後は、東京電力福島第一原子力発電所が危機的な状況に陥っていることは地元にはまったく知らされていませんでしたから、地震の翌日、「至急避難を」という呼びかけに対しても、数日のことと思って避難した人がほとんどでした。しかし多くの地区で避難生活は今も続いているわけです。

14のグループで討議
 福島県婦人団体連合会として、避難中も婦人会としてのつながりをもつために、会員間を回覧する「つぶやきノート」の取り組みを推奨し、このことが現在も原発地区の婦人会が解散せずに活動を続けている大きな力になっていると思います。
 地震直後から、自宅が被災していても、婦人会のみんなは炊き出しや避難所の見守りなどのボランティア活動を続けてきています。その中で屋外での炊き出しの場合、風対策として炊飯釜やガスコンロとセットで、防風びょうぶのリースが必要と痛感しました。これからの防災対策に役立てようと思っています。
 災害が起きたら、「まず自らの命を守り、その後は、できるだけ多くの力を寄せ合って、ともに助け合っていく。婦人会の力の発揮どころ」と、結びました。
 非常食での昼食のあと、14のグループに分かれて話し合いました。

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