新着情報

440号(13年4月)
東日本大震災から2年 各地で追悼式
 3月11日、東日本大震災の発生から2年がたち、追悼式典が各地で催されました。政府主催の追悼式に出席した全地婦連柿沼会長と被災3県の会長から、この日の様子を報告していただきました。

痛みを分かち合い 助け合うのが全地婦連の使命

 東日本大震災2周年追悼式が、3月11日午後2時30分から国立劇場で執り行われた。
 白菊、そして東北の花に囲まれて、舞台中央に「東日本大震災犠牲者之霊」と、書家新井光風氏によって書かれた大きな慰霊塔が据えられている。天皇皇后両陛下からの花も両側に捧げられている。その前に真っ白な献花台。音楽を担当するのは陸上自衛隊音楽隊。司会進行は元NHKの明石勇アナウンサー。
 2時40分に、天皇皇后両陛下がご出席。開式の辞、国歌斉唱に続き、大地震のあったその時刻、2時46分の時報とともに1分間の黙とうを捧げる。
 次に、追悼式実行委員長安倍晋三内閣総理大臣の式辞となる。「天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、政府を代表して…」と、緊張した面持ちでの言葉。
 次に天皇陛下のお言葉をいただく。国民のことを案じていらっしゃるお言葉が胸にしみる。
 追悼の辞が、衆参議院議長、最高裁長官と続き、岩手・宮城・福島3県の遺族代表が言葉を述べられる。
 その後、献花となり、被災地代表の方々も県ごとにまとまって壇上に進む。幼児もおり、思わず涙を誘われてしまう。内閣総理大臣、三権の長、元首相、元三権の長、現大臣、各国代表の方々と献花は進む。
 いよいよ番が回ってきて、白菊をお供えさせていただく。菊の香りが壇上を包み込んでいる。
 869年の貞観(じょうがん)の大震災以来、1000年に1度の大震災です。生き証人としての私たちはこのことを後世に伝え、そして被災地の痛みを日本人同胞として分かち合い、助け合っていくことが全地婦連の使命だという思いを強めた追悼式出席でした。

3・11から2年 気持ち強く、支援続ける=岩手

東日本大震災津波岩手県・大槌町合同追悼式
 東日本大震災津波岩手県・大槌町合同追悼式に参列し、ピアノとトロンボーンの厳かな演奏の中に白菊を献花し、御魂の安らかなることをお祈りいたしました。家族の方々のお気持ちを、察するに余りある思いがいたしました。
 大槌町は人口の1割の方が犠牲になられ、町長をはじめ議員、職員40人余の方々が亡くなられました。全国の自治体職員に支援をいただきながら、復興に向かって頑張っています。
 土台だけが残っている所、鉄骨が丸見えの建物がまだそのままの所、津波に流された場所にまた家を建てた所、高台移転が進まなくて建てたのでしょうが、「子や孫に同じ思いはさせないで」と心配です。
 当初被災地では、「せっかく助かった命だから頑張ろう」と強い気持ちでおられましたが、しかし、2年を過ぎても一向に進展しない現状に直面し、絶望に打ちのめされかけている人も数多くいます。
 私たち婦人会はいつまでも気持ちを寄せて、さり気なく支援を続けてまいります。

鎮魂2年目を迎えて 在りし日の姿をしのぶ=宮城

平成25年東日本大震災東松島市慰霊祭
 3月11日は、あのおぞましい東日本大震災から2年目を迎え、県内各地で鎮魂の慰霊祭が盛大に執り行われた。
 私の住む東松島市でも、政府主催の追悼式の映像に合わせ、国歌斉唱と黙とうを捧げた。安倍内閣総理大臣の式辞に続き、両陛下が慰霊碑の前にお立ちになられ、天皇陛下の追悼のお言葉や国民に対する温かいお言葉に涙が流れた。
 その後、東松島市阿部秀保市長の式辞のあと、遺族、親族、1000人を超えた一般市民が献花し、故人の在りし日の姿をしのび、深く頭を垂れて合掌していた。
 津波に翻弄(ほんろう)されながらも、一命をとりとめた人々の中には、亡くなられた人々が、夢の中に出てきたりして、つらい日々を過ごしていると訴えられる。
 亡くなった人々の魂は、まだ納得もできず成仏できないのではないかと思われる。
 私たちは、大曲浜に建てられた慰霊碑の前に供物や花を供え、故人となられた会員一人ひとりの名を呼んで合掌し、「1日も早く成仏して市の復興、復旧にお力を貸してください」と願った。

3・11 ふくしま復興の誓い2013=福島

東日本大震災犠牲者追悼式=3月11日、福島県文化センター
 福島市で行われた県の追悼式は、県文化センターで午後2時30分から佐藤雄平知事や遺族、県関係団体代表ら約1000人が参加しました。前半の追悼式は政府主催東日本大震災2周年式典の映像に合わせて、震災発生時刻に黙とうを捧げ、県婦連から会長ほか4人が参加しました。

 式辞で佐藤知事は「一日も早く元のふるさとを取り戻し、世界に誇れる復興を成し遂げ、未来の子どもたちに引き継いでいく」と誓いました。
 他県の市長会長、県町村会長の追悼の辞の後、雅楽演奏家の東儀秀樹さんとヴァイオリニストの古澤巌さんの慰霊の音楽に合わせ、女優の広末涼子さんが県内の4人の高校生が作った追悼詩を朗読、代表のみなさんが献花して第1部は3時40分に終了しました。
 第2部は「復興の誓いコンサート‐笑顔と活力、奏でる未来」。午後6時30分から、雅楽演奏家の東儀秀樹さん、ヴァイオリニストの古澤巌さん、歌手の岡本真夜さん、福島大学管弦楽団、会津若松市立第四中学校合唱部、MJCアンサンブルの演奏会。
 最後は復興への願いを込めて、原発被災地浪江小学校の児童も参加して佐藤知事、出演者、観客が復興への願いを込めて大合唱、午後8時に終了しました。