435号(12年11月)

米兵暴行事件で抗議集会(沖縄)

抗議する平良菊会長
 2012年10月16日、沖縄県で、米兵による女性暴行事件が発生しました。95年にも米兵による少女暴行事件が起こり、私たちは、事件の根絶を求めてきました。このような人間の尊厳を踏みにじる事件が繰り返されることに、強い衝撃を受けています。
 沖縄県婦人連合会は10月31日、沖縄市女性団体連絡協議会や沖縄市の東門市長とともに抗議集会を沖縄市民会館で開催し、全地婦連からは谷口副会長がかけつけ、「日米安保条約ならびに地位協定を根本から見直し、米兵の犯罪防止と日米両国の実効性ある対応策策定に、一丸となって取り組むべきである」と発言しました。

安心して暮らせる沖縄を

沖縄県婦人連合会会長 平良 菊

 今回の女性への暴行事件は、8月に那覇市でわいせつ行為により女性がけがを負った事件が起きたばかりで、その怒りが治まらない中でのものでした。私たちはくやしさでいっぱいです。
 この事件を政府は、事件ではなく事故と表現しました。事故か事件かの判断も出来ない日本政府は、情けなくて、くやしい! オスプレイ配備と全く同じで、沖縄の痛みなど意に介さないと言わんばかりです。
 日米両政府に言いたい。もし身内が被害者となったら「これも、日本の安全のため防衛のためだからがまんしなさい」と言えますか?
 戦後67年、女性への暴行事件や殺害など、凶悪な事件が繰り返されてきました。報道されるのはほんの一握りなのです。
 その都度、日米政府や米軍へ抗議し、帰ってくる言葉は綱紀粛正や米兵の教育の徹底、夜間外出禁止の実施とか、通り一遍の返答で、何一つ効果は期待できません。根本は米兵の体質そのものにあります。
 米軍の基地存在の理由である「日米安保」や「抑止力」は、沖縄のためだけにあるのではありません。米軍基地やまぼろしのような抑止力を振りかざし、県民を差別したり女性の人権を蹂躙する卑劣なやり方は、断じて許すことはできません。私たちは、差別されることなく、全県民が安心して生活できる沖縄を切に願っています。
 危険なオスプレイも、住宅密集地や学校など関係ないとばかりに、上空を飛び回り、県民に今まで以上の不安と恐怖をあおり、路上では女性が安心して道も歩けない、まるで無法地帯です。
 オスプレイの強化配備撤回と女性への暴行事件に、徹底して強く抗議します。

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